【参加学生募集!】横浜国立大学×JICA横浜連携講座 「現場から考える国際開発協力」

2022年9月16日

昨年度の対面式での講座の様子(参加学生同士のコミュニケーションを基に様々な意見の調整や交渉と行い講座が進んでいきます)

 JICA(独立行政法人国際協力機構)横浜センターでは、大学生を対象とした国際協力理解促進講座として、国立大学法人横浜国立大学と連携して「現場から考える国際開発協力」を開催し、横浜国立大学の学生の受講に加えて他大学からも参加する学生を募集しています。

本講座は、実在する開発途上国が直面している様々な課題に「当事者として」向き合い、多様なリソースを活用して解決策を検討することを通じて、国際開発協力を抽象的なものとしてではなく、リアルなものとして捉える視角を養うことを目的とした講座です。

本年度の舞台となる「現場」は、モザンビークです。参加者各位には、現在のモザンビークが直面している実際の状況を直視した上で、モザンビークという国が抱えているであろう「課題」と「機会」とを見つけ出し、機会を活用しつつ課題を乗り越えるためのソリューションとなりえる具体的な「事業企画案(プロポーザル)」を立案するプロセスに参加してもらうことになります。

作成された事業企画案は、実際の国際協力機構(JICA)モザンビーク事務所の職員らへ向けてのプレゼンテーションを通じて査定され、そのうち優れた事業企画案は現実のODA事業案として本格検討される可能性もあります。事業案は、モザンビークにおいて実際に重点課題となっている8つのセクター(教育、防災、保健、電力、都市交通、給水・衛生、産業振興、廃棄物)ごとに策定されることが予定されており、セクターごとに数人のメンバーからなるグループを形成し、事業案作成に取り組むことになります。

参加手続については、下記の応募要項をご確認下さい。多くの方のご応募をお待ちしております。また、講座の目的や進め方等に関する詳細は、横浜国立大学が提供するシラバスを参照ください。(本ページ下部にリンクあり)

●日程:10月15(土)〜12月17日(土)の期間で全8回(+正規日程外のグループ活動あり)
① 10月15日(土)、②10月23日(日)、③10月29日(土)、④11月05日(土)、⑤11月12日(土)、⑥11月19(土)、⑦12月10日(土)、⑧12月17日(土)
※10月23日のみは「日曜日」となりますのでご留意ください。

●時間:13時〜17時

●形式:ハイブリッド(対面実施 and/or Zoomでの参加)

講座は横浜国立大学/JICA横浜センターおよびJICAモザンビーク事務所をオンラインで繋いで実施します。受講生は、横浜国立大学/JICA横浜センター(週によって異なるためスケジュール表を確認のこと)に来場しての対面受講を原則とするが、遠隔地等からのオンライン受講も可能とします。
※対面を原則とするのは、講座開催日とは別に、グループ(課題分野別)ごとに集まって資料収集やインタビューといった調査活動を行う必要があるため。よって、オンライン受講を基調とする遠隔地からの受講者は、別途、オンライン受講生のみから構成されるグループに割り当てられることになり、希望する課題分野に取り組めるとは限らない点、ご承知おきください。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、全面オンラインに移行することもあり得ます。

●講座スケジュール(講座開始より前に、今後読んでおくべき課題文献の一部が提示されます)

第1回ワークショップ:10月15日(土):対象国(モザンビーク)の課題を読み解く手法を学ぶ
会場 横浜国立大学+オンライン
※グループ編成が発表され、チームビルディングが開始されます

第2回ワークショップ:10月23日(日):モザンビークの課題に対する解決ツールとリソースを検討するとともに事業計画のつくり方を修得する
会場 JICA横浜センター+オンライン

第3回ワークショップ:10月29日(土):グループごとにツールとリソースのマッチング作業を進める
会場 横浜国立大学+オンライン

第4回ワークショップ:11月05日(土):事業計画の素案をプレゼンして、みんなで作成・ブラッシュアップする①
会場 横浜国立大学+オンライン
※担当教員や学生メンターによるサポート、JICAモザンビーク事務所担当者等とのオンラインでの共有などが予定されています。

第5回ワークショップ:11月12日(土):事業計画の素案をプレゼンしてみんなで作成・ブラッシュアップ②
会場 横浜国立大学+オンライン
※担当教員や学生メンターによるサポート、JICAモザンビーク事務所担当者等とのオンラインでの共有などが予定されています。

第6回ワークショップ:11月19日(土):中間報告会
会場 横浜国立大学+オンライン

11月26日: (グループ活動日:事業計画案を仕上げる)
会場 横浜国立大学+オンライン

第7回ワークショップ:12月10日(土):JICAへ向けての最終報告会+フィードバック
会場 JICA横浜センター+オンライン

ピッチ(選抜グループのみ):12月15日(木)17時〜(日本時間)
※最終報告会で選抜されたグループのみがJICAモザンビーク事務所内で実施される英語でのピッチ(事業計画計画のプレゼンテーション)に臨むことができます。日程は選抜されるグループの数等によって変更される可能性があります。

第8回ワークショップ:12月17日(土) 全体振り返り
※全体での振り返りにあたって、事前に振り返りのレポート(フォーマットは後に指定)を提出していただきます。

別途、参加者の要望等に応じて、自由参加のスピンオフ講座や交流会なども企画する予定です。

応募要項

1.参加資格
・大学(大学院、短大、高専等を含む)に所属していること。学部・学科、学年の制限はありません。
・全ての日程に出席が可能なこと(ワークショップへの無断欠席やグループワークへの不参加などによって、講座への参加資格を失うことがあります)
・全日程終了時に振り返りのレポートを提出すること。
・予定されたワークショップ当日以外にも、事前準備や持ち帰りの宿題、成果物の作成のためのグループ作業や、資料収集やインタビューといった調査活動等に、相当の時間を割くことが求められます。
・オンライン講座受講に必要な回線、端末(ホワイトボードアプリなどを用いての作業を行う場面が多いため、PCもしくはタブレット端末を用意ください。スマホのみでの受講は原則不可)を準備できること。

*横浜国立大学所属の学生については、本応募フォームからの選考に通過した上で、学内の履修登録をすることによって、全学教育科目(YNU リーディング・レクチャ・シリーズ(YNU Leading Lecture Series)「現場から考える国際開発協力:JICA連携講座」)もしくは国際社会科学府国際経済法学専攻専門科目「ワークショップ」(大学院生の場合)として単位取得が可能となります。

*横浜国立大学「以外」の大学等に所属の学生については、原則は単位取得とは結びつきませんが、講座における実質的なステイタスは完全に同等です。
但し以下の二つの例外があります。

1)本講座は「神奈川県内大学院単位互換制度」(神奈川県内における大学院学術交流協定)に認定されているため、制度に参画している大学院に所属の「大学院生」については、単位取得が可能となります。詳細は以下URLをご確認ください。
https://www.ynu.ac.jp/education/ynu_education/cooperat/kanagawa.html
2)本講座は「横浜市内大学間単位互換制度」に設定されているため、同制度に参加している大学に所属の「学部生」については、単位取得が可能となります。詳細は以下URLをご確認ください。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/students/edu/rishu/tt534t0000000hgi-att/boshuu.pdf

2.参加費:無料

3.使用言語:原則、日本語。

4.取得資格:全日程を参加された受講生は、JICAから修了証書が発行されます。

5.参加申込期限:10月12日17時締め切り(受講可否の案内は10月14日17時までにメールで通知します)
*横浜国立大学所属学生も含めて全ての履修希望者は、下記申込フォームからの登録が必要になります。大学の履修登録締め切りよりも早いのでご注意ください。

6.応募方法
下記リンク先の参加申込フォームに必要事項を記入の上応募してください。
応募動機に基づき選考させていただきます。予めご了承ください。
応募にあたっては、取り組みたい課題分野を選んでください(ご希望に添えない場合もありますがご了承ください)。