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フォーラムの総括及び閉会挨拶
株式会社SPEC様の技術は50年前に開発されたものとのことですが、脱炭素、ヒートアイランド現象への対策といった今日的な気候変動の課題において、新たな価値が生まれ、その価値が開発途上国において非常に必要にされるものと考えます。途上国側のニーズも日々変化しておりますので、途上国に協力を行っている我々としましても、そのニーズを勘案しながら皆様の技術とのマッチングを行うことが重要という示唆を得ました。
日産スチール工業株式会社様のご講演に関しては必ずしもコールドチェーンを必要としない品質保持効果を持つ製品であること、農家の立場に立てば市場の価格を見ながら出荷の時期をある程度決められ、価格維持やより高い価格で販売でき、それが生計向上に資する可能性を持つ素晴らしい技術だと思いました。私どもも農家の市場へのアクセスの改善を含む普及への取り組みを行っておりますので、そのような取り組みの中で本製品を活用できる機会があると考えます。
日比所長におかれましては、食料・農業システムという広い観点から、様々なプロコンにおいて良い点、悪い点が生じてしまう非常に難しい環境下にあることを改めてご指摘いただきました。我々もそのご指摘に日々悩みながら、どう協力を行っていけば良いか考えているわけですが、JICAも公的な議論、開発途上国側の政策パートナーが考えていることに、本日ご講演で紹介された技術を組み込んでいく、そのようなことを念頭に置きながら対話を続けていくことが重要であると考えた次第です。
JiPFAのこの取り組みについては2024年度も続けていきますので引き続きご指導のほどよろしくお願いします。
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