JICAの事例紹介 (3)ジェンダー活動を統合した支援

【技術協力】ケニア・小規模園芸農民組織強化計画プロジェクト(SHEP)、小規模園芸農民組織強化・振興ユニットプロジェクト(SHEP UP)

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ケニアでは、農業は国内総生産の24%、雇用の80%を創出する重要なセクターとなっています。また市場向けの農業生産の75%以上を担っているのは小規模農家のため、小規模農家が農業で「稼ぐ」ことが、活気ある産業としての農業振興のために重要となっています。

現在実施中のプロジェクトに先行して実施された小規模園芸農民組織強化計画プロジェクト(SHEP)では、小規模農家が市場に対応した栽培や営農、輸送の課題に自ら取り組めるよう能力強化を図り、小規模園芸農家の収益の向上を支援することを目指して事業が行われました。事業の実施にあたっては、現地の生産活動における女性の労働状況を支援開始初期から把握した上で、男女別の指標を導入し、意思決定過程への女性の参画を確保するなど、積極的なプロジェクトにおけるジェンダー主流化を図りました。その結果、支援対象の園芸農家の夫婦関係が平等な経営パートナーへと変化すると同時に、支援対象農家の収益が2倍になるといった成果が見られました。現在は、SHEPでの経験・知見を踏まえ、新たに設置された小規模園芸農民組織強化・振興ユニットを通じて、全国の園芸農家に展開する取り組みを進めています。

(写真:プロジェクト紹介サイト(ODA見える化サイト))