【報告】川崎市立橘高校の生徒さんからインタビューを受けました。

2021年12月10日

11月16日(火)、川崎市立橘高等学校 国際科1年生「国際理解I」の授業で、ガーナの児童労働について探究している4人が、JICAプラットフォーム事務局担当者にインタビューを行いました。

当日は、Teamsを活用し担当教員、4人の生徒とプラットフォームから2名が参加しました。

各生徒は、インタビュー前に事前学習し、当日のインタビュー用の質問を準備していました。「サステイナブル(持続可能な)の定義とは何ですか」、「児童労働をしている子どもたちが学習と労働を両立するのは困難なのでしょうか」、「現地の人が貧困から脱出するために、高校生の私たちにできることは何でしょうか」等、さまざまな疑問を投げかけていただき、事務局としても気づきや学びを得られる機会となりました。

インタビューしてくれた生徒さんと先生からから感想をいただきましたので、ご紹介いたします。

生徒さんからの感想(一部抜粋)

  • 私たち高校生も、買い物をする際などにサステイナブルな商品を積極的に選ぶなど間接的でも行動を起こすことが児童労働などの問題の解決に繋がる1歩になるのだと気付かされました。そして、課題を乗り越えるためには、やはり政府や地域の協力だけでなく、私たちにも責任のある行動が求められていることを改めて実感しました。
  • 児童労働や貧困問題の現状を変えていくために今の私達には商品を選ぶ時に正しい賃金が払われている商品を選んだり、現地に行かなくても調べ学習を通して国について知り、インタビューなどの、経験した事をより多くの人達に伝えていく事が大切だと知りました。
  • カカオの児童労働について調べていくうちに、さらに詳しく知りたいと思っていたのですが、インタビューをさせて頂いて、チョコレートに対する考え方、定義、教育との両立などの新しい視点から、問題について考えることのきっかけができました。
  • これまで、児童労働があるのなら、チョコレートを買わない方がいいのでは?と思っていましたが、何気なく買っていたチョコレートが選ぶだけで人の幸せに繋がっている、私も相手も幸せになれると思うと、買いたいと思いました。

先生からの感想

本校の国際科では、グローバルな課題を調査し、その解決策と自分たちができることを探究する学習活動を大切にしております。現代の情報化社会では、本やインターネットで調べればたくさんの情報が手に入りますが、実際にその分野の専門家やその課題解決に向けて活動している方々にお話を伺うことで、生徒達はその課題のリアリティを感じることができるとともに、解決に向けて活動されている方々の想いに心を動かされます。

今回、個人、団体、企業などたくさんの人々が児童労働撲滅のために力を尽くしていることがわかり、自分達もその問題解決に貢献できることを考えたいと励まされていました。

プラットフォーム事務局では、学校教育の学習プログラムのご相談も受付けます。お気軽にお問合せくださいませ。

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当日インタビューの様子