4月7日[オンライン]「エチオピア・スタートアップ アクセラレーションプログラム開会式・ピッチイベント」開催のお知らせ
2023.03.28
JICAとエチオピアの革新・技術省(Ministry of Innovation and Technology of Ethiopia)は、Project NINJA(
Next Innovation with Japan)(注)の一環として日本・欧米・エチオピアの投資家や企業、アフリカに関心のある皆様を対象に「エチオピア・スタートアップ アクセラレーションプログラム開会式・ピッチイベント」を開催します。約100社の応募の中から3回の選考を通過した、選りすぐりのエチオピアのスタートアップ6社がピッチを行います!6社はJICAとPoC(概念実証)を実施するととともに、4月から4か月間のビジネスディベロップメントトレーニングを受けます。
また、6社は2023年6月10日~21日に来日し、九州や東京で研修を受ける予定です。
当日は皆さまの1票で、6社から1位のスタートアップが選ばれます。また、皆さまから頂いたコメントも参考にしながら、今後のトレーニングの中でビジネスプランをブラッシュアップしていきますので、ぜひ、積極的なご参加をお待ちしております。
[申し込みはこちらから!]
なお、2023年6月10日(土)~21日(水)の本邦研修(九州及び東京)の期間内に、ご関心のあるスタートアップとの面談をご希望の投資家・民間企業やメディアの方は、2023年4月30日(日)までに、担当者にメールでご連絡ください。講義や視察の合間に、可能な範囲で日時を調整させていただきます(調整が難しい場合もありますので、予めご了承ください)。対面を想定しておりますが、オンラインでも調整可能です。(担当者連絡先:経済開発部民間セクター開発グループ第二チーム 青木梨花 Aoki.Rika2@jica.go.jp)
(注)Project NINJA( Next Innovation with Japan)は、JICAの開発途上国におけるビジネス・イノベーション創出に向けた起業家支援活動として2020年1月に始動しました。
世界的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、アフリカのテクノロジーを活用した新しいビジネスへの注目が集まり、潜在市場に着目した欧米からの投資が活発化しています。人口約1億1,200万人のエチオピアは、スタートアップがビジネスを展開するのに十分な市場規模を有します。近年、通信環境の緩和やデジタル経済の拡大に向けた政策の推進により、デジタル経済への移行が進み、市場の成長は大きいと予想される一方で、企業の競合が少ない、ポテンシャルに満ちた国です。
15:00 | 開会挨拶 |
15:15 | アフリカ・エチオピア スタートアップについてのパネルディスカッション |
15:45 | エチオピア スタートアップ6社によるピッチおよび審査
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16:45 | オンライン参加者の方々の投票
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17:15 | 閉会挨拶 |
Gebeta Software PLC(ロジスティクスのプラットフォーム)
発表者(予定):Mr. Bemhreth Gezahegn
創業:2019年
従業員数:5人未満
Fibermart Trading Company(ソーラーエネルギーのキオスク)
発表者(予定):Mr. Dek Ali Tunyar
創業:2018年
従業員数:10名以上
Guzo Technologies PLC(IoT、拡張現実による観光テック)
発表者(予定):Mr. Daniel Getachew
創業:2019年
従業員数:6~10名
WeCare digital Health(オンライン健康相談サービス)
発表者(予定):Dr. Michael Endale
創業:2021年
従業員数:6~10名
Storm Online technologies/Shemach(製造と小売を繋ぐデジタルマーケットプレス)
発表者(予定):Mr. Dawit Nigusu
創業:2022年
従業員数:10名以上
Commerce 360/Taywan(小売業者のためのBtoB eコマース・プラットフォーム)
発表者(予定):Mr. Amein Eskinder
創業:2020年
従業員数:20名以上
JICAとMinTは、エチオピアの社会問題を解決し、経済成長と雇用に大きく貢献する、優れたスタートアップを支援する目的で、アクセラレーションプログラムを実施しています。起業家はトレーニングを受け、資金へのアクセスを改善し、ビジネスプランを実現するために重要なリソースとつながることでスタートアップのビジネス環境を向上させます。
2022年12月に参加企業の募集を行い、約100社のエチオピアのスタートアップから、一次選考で31社が選定されました。2023年1月には、31社が1週間の研修に参加し、エチオピアに本社を持つ投資会社RENEW CAPITAL.が、スタートアップ成功の秘訣からファイナンス、ピッチについての講義をJICAからの委託に基づき実施しました。投資家が1社1社のピッチにアドバイスを実施し、起業家から質問が活発に行われました。同年2月に実施した二次選考では、各社が上記研修で磨いたピッチスキルを披露しました。同年3月のファイナルピッチ(最終選考)では、オンライン・会場で約100人が見守る中、15社がピッチを行いました。
本イベントでは、全過程を乗り越えて15社の中から選ばれた6社が、4か月間のアクセラレーションプログラムのキックオフとして、ピッチを行います。6社は、4か月間のビジネス・ディベロップメント・トレーニング受講、PoC(概念実証)を行うとともに、6月に本邦研修に参加します。
書類選考で約100社から選ばれた31社がトレーニングに参加。デモピッチを行い、JICAからの委託を受けた投資会社Renewからピッチの仕方についてレクチャーを受けました。起業家も「投資家」の目線で他の起業家のピッチを見て、投資家として質問を行うことで学びを得ました。また、ファイナンスやマーケティング、プロダクトマーケットフィット(PMF)など、起業家に必要なスキルについてレクチャーを受けました。
2月には、1週間兼研修に参加したスタートアップが研修でブラッシュアップしたピッチデック(ピッチの資料)やスキルをもって選考に参加。1週間研修の時よりも磨かれたピッチに、審査員も驚きを隠せませんでした。この結果、15社が選定されました。
3月8日、最終ピッチをオンラインで世界につないで開催しました。約220名の方に事前登録を頂き、オンライン・会場合わせて約100名が参加。15名による熱いピッチが行われ、厳しい質問が投資家の審査員から投げかけられました。イベント終了後は交流会を行い、起業家同士で「ビデオカメラや審査員の厳しい質問があったので、いつも以上に緊張した」と感想を述べたり、達成感のある表情を見せたりしていました。後日、15社の中から6社が選ばれました。
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