「エチオピア スタートアップ・エコシステム調査」報告

2023.07.13

「エチオピア スタートアップ・エコシステム調査」報告

JICAとエチオピアの革新・技術省(Ministry of Innovation and Technology of Ethiopia; MInT)は、開発途上国のスタートアップ・エコシステム構築を支援するJICAのProject NINJA( N ext In novation with Ja pan)(注)の一環として、「エチオピア スタートアップ・エコシステム調査」を実施しました。世界的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、テクノロジーを活用した新たなビジネスに注目が集まっており、アフリカの潜在市場に着目した欧米からの投資が増加しています。人口約1億1,200万人のエチオピアは、新興企業がビジネスを展開するのに十分な市場規模を有しています。また、近年は通信環境の整備や政府の政策によりデジタル経済への移行が進んでおり、ビジネスポテンシャルの高い国の一つです。この調査資料を通して、エチオピアのスタートアップ・エコシステムの詳細な情報を知ることができます。

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資料は下記よりダウンロードください。

調査目的と背景

エチオピアのスタートアップ・エコシステムについて一般的に公開されている情報は、限定的かつ部分的なものに留まっています。そのため、JICAやMInTがエコシステム構築のための活動を実施するための情報が不足しているのみならず、海外の投資家や事業会社がエチオピアのスタートアップへの投資や事業連携を検討するのに十分な情報を得ることが困難で、それがスタートアップ・エコシステム発展の阻害要因の一つになっています。そこで、エチオピアのスタートアップやスタートアップ・エコシステムに関する情報を整理し、特徴や可能性・問題点を明らかにするため、本調査を実施しました。

調査方法

首都アディスアベバのスタートアップ・エコシステムに関わる約800の機関や企業に調査票を配布し、その中の300のスタートアップ企業と80のステークホルダーから調査データを収集しました。さらに、より詳細な洞察を得るために、ステークホルダーと15回の対面インタビューを実施しました。

内容

1. エチオピア・アディスアベバのスタートアップ

エチオピアの魅力と特徴を9つのポイントを記載。(例:「人口の多さと市場規模」、「ビジネス環境の改善」、「顧客認識の変化」など)

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A. なぜエチオピアなのか?(20ページ)

2. スタートアップの分析

エチオピア・アディスアベバの主要なスタートアップのマップ、細分化したセクターマップ(例:Fintech はモバイルマネー/決済、送金、決済処理、貸出と貯蓄の四つに分類)の2段階で表記した(各スタートアップの詳細情報にアクセス可能)。また、アディスアベバのスタートアップを様々な要素(ビジネスステージ・セクター別で性別、雇用創出の可能性、事業収益、資金調達、ビジネス環境など)で分析した。

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B. スタートアップマップ (27ページ)

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C. セクター内の詳細(例:Fintech はモバイルマネー/決済、送金、決済処理、貸出と貯蓄の4つに分類)
アディスアベバのFintechスタートアップ (55ページ)

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D. スタートアップのビジネス・ステージ分析 ( 29ページ)

3. スタートアップ・エコシステムと、ステークホルダーの分析

スタートアップ・エコシステムのマップと、アディスアベバにある13のステークホルダー(スタートアップ・エコシステム構築者、既存投資家、教育機関など)、16のコワーキングスペースの詳細を記載(各アクターのウェブサイトの詳細を含む)。

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E. アディスアベバのスタートアップ・エコシステム (79ページ)

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F. スタートアップ支援セクターのウェブサイト(ページ)

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G. アディスアベバのつのコワーキングスペース ページ

4.政策、規制、政府環境

政府機関との連携を活かし、エチオピア政府の政策や規制を記載。

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H. 政策、規制、ガバナンス環境 (120ページ)

5.エチオピア・アディスアベバのスタートアップ300社リスト

エチオピアのアディスアベバにある主なスタートアップ300社(セクターとウェブサイト)のリストと、JICAとMInTが支援する企業情報を記載。

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I. JICAとMInTが支援するスタートアップ(144ページ)

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H. アディスアベバのスタートアップ300社のリスト(159ページ)

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