ウガンダにおける起業家支援メンタリングプログラム始動:15名の若手起業家を選出

2024.02.19

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JICAは、ウガンダ情報通信技術・国家ガイダンス省(Ministry of ICT and National Guidance: MoICT)とともにウガンダのICTセクターを支援する「ICT産業振興プロジェクト」を実施しています。本プロジェクトの一環として、2024年2月8日に首都カンパラにてICT分野の起業家支援のため、若手起業家を対象としたメンタリングプログラムを開始しました。

本プログラムでは、ICTを活用したビジネスアイデアを持つ、または既に事業推進をしている起業家に対し、マーケット分析、ビジネスモデル検討、事業経営などのトレーニングを提供するとともに、個別にカウンセリングを実施するメンターを配備し、起業家の事業開発を支援します。加えて、日本企業がウガンダ企業に期待することをプログラム内で学ぶ等、日本企業とウガンダ企業のマッチングにも寄与する内容となっています。

現地の起業家からの本プログラムへの期待値は高く、総勢303名の応募がありました。最終的に選出された15名の起業家の中には、スマートフォンのアプリを用いたプラスチックゴミのリサイクル促進事業やオンライン教育システム開発を進める若手起業家がいます。多くは創業して間もないスタートアップであり、市場とのリンケージは簡単ではありません。一方で、社会課題をビジネスで解決するという彼らの意欲は強く、社会インパクトを生み出すポテンシャルは高いです。本プロジェクトを通して、民間団体からの焦点が当たりづらい創業後間もない起業家を支援し、社会課題解決の種を育てていきたいと考えています。

キックオフイベントの様子

キックオフイベントの様子

プログラム教材

プログラム教材

Project NINJAについて

本プログラムは「スタートアップ・エコシステム」の構築と発展を支援するイニシアティブである「Project NINJA(Next INnovation with JApan)」の一環です。Project NINJAは、開発途上国においてイノベーティブなスタートアップが継続的かつ自律的に創出・育成されるために必要な「スタートアップ・エコシステム」の構築と発展を支援することを目指しています。JICAは、Project NINJAを通じて、スタートアップ・エコシステムの強化、起業家精神の醸成、政策提言、企業経営能力の強化、業界を超えた企業間協力、日本企業との連携や投資促進等に取り組んでいます。

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