人口約100万人、リマに次ぐペルー第二の都市アレキパは、富士山にも似た円錐形のミスティ山をはじめ、6000m級の山々に囲まれ、白い火山灰岩で作られた街並みが美しいまちです。南部ペルーの経済・文化の中心都市として発展し、歴史地区はユネスコ世界文化遺産に登録されています。
神々しいミスティ山(5,822m)
早朝の広場と街の様子
アレキパ市を発祥とする地方貯蓄信用金庫「Caja Arequipa(カハ・アレキパ)」にJICAは6,500万ドルを融資し、その資金は女性小規模・零細事業者への融資に活用されています。
2026年6月、JICA民間連携事業部の担当者がアレキパ市を訪れ、カハ・アレキパの融資を受ける女性事業者たちにもお話を伺いました。
彼女たちのビジネスは様々― 飲食店、ギフトショップ、マッサージ・セラピー、リサイクル業、皮革製品製作、音楽教室運営、配達業などなど・・・ 受けた融資額は数百ドルから始まった人もいれば、継続的に数千ドルを受ける人、事業拡大に数万ドルを借りた人もいます。カハ・アレキパとの付き合いは数年~30年を超える人も(カハ・アレキパは今年で設立40周年)。地域住民や事業者にとって身近で頼れる金融機関として、重要な役割を果たしていることがわかります。
カハ・アレキパ本部
カハ・アレキパが提供する金融教育プログラムに参加し、事業運営により一層自信をつけたとの声もありました。家庭での大きな役割と責任も持ちながら、事業にも挑戦し、自身と家族の可能性を広げていく、逞しい女性事業者のみなさん。地域の市場を訪問した際には、「週末も働いて店を切り盛りして家族を養ってきた」というシングルマザーの事業者が、自慢のセビーチェ(魚介のマリネ)を常連客に振舞っていました。
市場のセビーチェ店舗と事業主
女性事業者たちが続ける挑戦は、アレキパの日々の生活を支え、歴史あるこの街の今日の活気と未来を作っているのだと、強く感じる訪問でした。