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※本頁は民間連携事業にご関心ある企業様向けのページです。
事務所メッセージ
JICAマダガスカル事務所は、マダガスカル・モーリシャスにおけるビジネスを通じた社会課題解決の実現に挑戦する企業の皆様をお待ちしています!
個性豊かなインド洋アフリカ島嶼国
マダガスカル事務所では、マダガスカル、モーリシャス、コモロの3カ国を管轄しています。
3カ国共にアフリカ大陸南東部のインド洋に浮かぶ島国で、アジアとアフリカをつなぐ「ゲートウェイ」としての魅力とポテンシャルを兼ねそろえた国々です。事務所があるマダガスカルの首都アンタナナリボからコモロの首都モロニまでは直線距離で約930キロ、モーリシャスまでは約1,050㎞(東京から鹿児島まで約950キロ)と比較的近く、自然環境やフランスに植民地支配された歴史など共通点も多くありますが、人種、宗教、文化、さらには経済規模やその発展の度合いは大きく異なります。
マダガスカル事務所ではこれら3か国の経済・社会開発を通じ、東インド洋アフリカ地域の安定と持続可能な発展を目指した事業を進めています。
アフリカの中のアジア⁉な「マダガスカル」
マダガスカルはアフリカ大陸の南東部約400キロ沖にあり、世界で4番目に大きな島からなる国(日本国土面積の約1.6倍)です。バオバブやアイアイなど動植物の80%以上が固有種であり、独特の生態系や豊かな天然資源を生かした鉱業や観光業がマダガスカル経済を支えています。
地理的にはアフリカに位置するものの、その地史はゴンドワナ大陸に起源をもち、人々はマレー・ポリネシア系が移り住んできたといわれています。そのため、日本と同じく米を主食とし、労働人口の約7割が従事する農業では稲作が盛んに行われています。全国各地には立派な棚田や水田が広がり、「まじめで手先が器用」「礼儀正しく物静か」といった国民性も相まって、アジア的要素を多く感じる場面が多くあります。近年では日本語学習者数もアフリカで2番目となっており、日本に対する高い関心が伺え、アフリカビジネス成功の鍵ともいえる人材育成にマダガスカル進出の優位性があると言えるかもしれません。
他方、豊かな資源、堅実な人口増加、実直な国民性といったポテンシャルとは裏腹に、一人当たりGDPは529米ドル(世界銀行、2023年)と低く、世界の最貧困地域の一つでもあります。これらに対しJICAでは農業・農村開発や社会セクター開発、経済インフラ開発の3分野を中心に事業を展開しています。特に経済インフラ開発では、国内最大のトアマシナ港拡張整備や大きな国土をつなぐ道路橋梁インフラ整備等を行っており、これらを呼び水としてマダガスカルのポテンシャルを生かした民間投資を促進する狙いです。
photo:JICA/ShinichiKuno
多様性あふれたアフリカの優等生「モーリシャス」
「インド洋の貴婦人」とも称されるモーリシャスはマダガスカルの東、インド洋に浮かぶ複数の島からなる島嶼国です。美しいビーチ・ラグーンに囲まれたリゾートアイランドとして特に西欧では抜群の人気を誇っており、年間に人口126万人を超える観光客が訪れます。
東京都と同じ面積ほどしかありませんが、オランダ、フランス、イギリスの植民地支配や大規模な移民労働政策により、今やインド、欧州、アフリカ、中国等にルーツを持つ多民族国家として知られています。こうした人種的、宗教的多様性が文化、政治、経済に特異性を持たせており、アフリカでもいち早く繊維や製糖産業等のモノカルチャー経済を脱し、近年では国際金融サービス、ICT分野等の産業の多角化を促進する経済政策を積極的に進めています。
政治的安定性や質の高いインフラレベル、英語・仏語・クレオールを流暢に扱う優秀な人材等、ビジネス展開の拠点としてふさわしい環境をそろえており、現にビジネスのしやすさ指数(世界銀行、2020年) では世界190カ国中13位、アフリカでは1位と優良なビジネス環境が評価され、アフリカ、インド洋、アジアをつなぐビジネスハブとして存在感が高まっています。
JICAでは環境・気候変動対策・防災分野に加え、2020年に発生した油流出事故対応の一環として、生態系保全や零細漁業開発、油防除の協力をモーリシャスで実施しています。これらの協力を継続しながら、アフリカのゲートウェイとしての投資環境整備促進等を支援しています。
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JICAマダガスカル事務所 民間連携事業
mr_oso_rep@jica.go.jp
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