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直面している課題
■ 農村地域のインフラ未整備(年中利用可能な道路の欠如)
・インフラ未整備による市場アクセスへの障害や収穫後処理の増大が発生
■ 道路輸送への依存と高い輸送費
・道路輸送への依存による輸送費や維持管理費の増加
・小規模貨物車輌であるため価格設定に一定規模の経済がない
・運搬トラックの状態の悪さ、コールドチェーンの未発達等の課題もあり
■ 公共交通機関のサービス水準の低さ
・合理化されたバス運行スケジュールの欠如、料金や運行状況の情報の欠如
・遠隔地での交通サービスの欠如
・シームレスな統合公共交通システムの欠如
■ 首都キガリ市の交通渋滞の悪化予想
・人口増加に伴う車両台数増加による交通渋滞の悪化
・丘がちの地形から道路拡幅余地がなく、公共交通サービスの拡充が必要
当該分野の現状
ルワンダ政府は、地方道路インフラと物流網、交通サービスの改善及び環境問題等、マルチセクトラルな課題解決を目標として掲げていますが、運輸交通などの経済インフラは特に地方部においてまだ十分に整備されておらず、特に内陸国であるルワンダでは輸送コストや電力料金の高さが、民間セクター主導の経済開発や産業振興全体の障害となっています。
農村部から市場や社会サービスへのアクセス向上に必要な地方道路の整備へのニーズが高く、特に山がちな地形から陸の孤島と化している地域の経済開発や農業ポテンシャルの高い北部における農業道路や地方幹線道路整備は急務です。また、コンゴ民主共和国(DRC)東部は人口規模が大きく人口密度も高いため、大湖地域が今後の発展の中心となり得ますが、DRC国内の物流網が未達であることから東アフリカの中央回廊と北部回廊の物流網に頼っている現状があります。
2028年には、キガリ東部に新キガリ国際空港が操業予定。ただ、本空港とキガリ市を繋ぐ道は片側二車線ですが、地形上拡幅が難しく、新たな公共交通の導入等の解決策を模索中です。
また、近年は人口増加が急速に進み渋滞発生が問題となっているキガリ市において、都市交通改善が急務であり、公共交通の整備、交通管制システムの導入等の解決策が模索されています。
ルワンダ政府としては、電気自動車・バイク等も強く推進しており、2021年に新投資促進法とE-mobility採用戦略にて、政府が各種優遇措置を提供しています。現在、Volkswagen, Basigo, Ampersand, Spiro, IZI Electric, Meshpowerなどの民間企業も参入、中国からは200台EVバス導入があるなど大きな動きが見られる分野です。
参考リンク
■ 関連政策・戦略
■ JICA関係プロジェクト
有償資金協力案件「ルスモ・カヨンザ区間道路改良案件」竣工式。JICA、アフリカ開発銀行の協調融資案件(EU及びアフリカ開発銀行はカギトゥンバ・カヨンザ区間を出資)
ルワンダにJICAの回廊開発の実績
有償資金協力案件「ルスモ・カヨンザ区間道路改良案件」竣工式。JICA、アフリカ開発銀行の協調融資案件(EU及びアフリカ開発銀行はカギトゥンバ・カヨンザ区間を出資)
有償資金協力案件「ルスモ・カヨンザ区間道路改良案件」竣工式。JICA、アフリカ開発銀行の協調融資案件(EU及びアフリカ開発銀行はカギトゥンバ・カヨンザ区間を出資)
有償資金協力案件「ルスモ・カヨンザ区間道路改良案件」竣工式。JICA、アフリカ開発銀行の協調融資案件(EU及びアフリカ開発銀行はカギトゥンバ・カヨンザ区間を出資)
開発調査型技術協力案件「キガリ市におけるインフラ整備・都市交通サービス向上に寄与する大縮尺地形図作成・都市交通改善プロジェクト」ではデジタル地形図の作成を支援
地図作成用の専門機材を調達し、技術移転を実施
キガリ市都市交通改善プロジェクトではインフラ省、道路開発局、交通警察、キガリ市役所等と協働し、公共交通、都市交通、組織改善について技術支援を実施。本邦研修を2回実施し、横浜や長崎等の丘陵を有する都市を訪問
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