東アフリカ地域を中心としたABEイニシアティブ 元留学生と日本企業がオンラインで交流-広域ネットワーキングイベント

2022年1月28日

2022年1月28日(金)、「ABEイニシアティブ3.0 アフリカ現地での広域ネットワーキングイベント(オンライン)」を開催しました。

今年で5回目の開催となった同イベントは、ABEイニシアティブ生によって立ち上がったネットワーク組織であるKakehashi Africa(以下KA)と共同で、東アフリカ地域を中心とする日本での留学を終えて帰国したABEイニシアティブ元留学生(以下ABE修了生)と日本企業とのネットワークの強化とビジネス連携促進を目的として実施しました。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染防止のためオンラインでの開催でしたが、80名以上のABE修了生が参加し、日本企業を含む全体の参加人数は120名にも及びました。

第一部では、KAによる修了生を対象としたトークセッションです。このセッションでは、「ABEイニシアティブでの経験を日本企業との連携にどう活かすべきか」をテーマとし、KAからのプレゼンテーションや質疑応答が行われ、ABE修了生間で活発な議論が交わされました。

第二部では、JICAからの開会挨拶と共にJICAの民間連携事業サポートやABE修了生の好事例などが紹介され、その後ABE修了生との協業経験が豊富な日本企業2社が登壇しました。日本企業からは、現在取り組んでいるアフリカにおけるビジネス概要、日本企業がアフリカに進出する際の課題、ABE修了生との具体的な連携事例など、多岐にわたるトピックで発表いただき、ABE修了生が日本企業の視点について改めて理解し、アフリカビジネス連携について考える機会となりました。

またその後のブレイクアウトセッションでは物流・教育・農業・保健・財務・食糧・サービス業などぞれぞれの分野で起業し活動中の修了生が各グループに分かれ、ビジネス概要やアフリカビジネスの課題や解決策などについて意見交換を行いました。同セッションでは、6名のABE修了生が自身のビジネス連携事例や、現在の活動などについて発表し、参加したABE修了生たちにとっては、ソリューション(解決策)やビジネスモデルを考える良い機会となったほか日本企業とABE修了生が双方向にコミュニケーションを取ることでき、有意義なセッションとなりました。

本イベントを通じて、ABE修了生と日本企業が現地事情を含む具体的なビジネス連携方法の理解を深め、ABEの強みを生かしたビジネス構築の可能性が広がることを願っています。

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Kakehashi Africaによるプレゼンテーション

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ABE1バッチ(2014年度入学)の修了生Eliud Kiprop(ケニア)氏の現在の活動内容に関する紹介

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辻プラスチック林様によるプレゼンテーション

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ABE3バッチ(2016年度入学)修了生Deogratias Alphonce Kanyenda KAPALATA(タンザニア)氏によるプレゼンテーション

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集合写真