ABEイニシアティブ3.0:チュニジア・アルジェリア修了生・現役留学生の帰国報告・ネットワーキングイベント

2022年12月1日

概要

会議名:ABEイニシアティブ3.0:チュニジア・アルジェリア修了生・現役留学生の帰国報告・ネットワーキングイベント
開催日:2022年12月1日(木)
主催:JICA
場所:オンライン(アルジェリア民主人民共和国・チュニジア共和国・日本等)

主な参加者

ABEイニシアティブ修了生11名
現役の留学生7名(第7~9バッチ)
在アルジェリア・チュニジア日本企業、及び、両国に関心の高い日本企業等7社より10名
合計36名

プログラム

開会挨拶

辻井 亮氏(JICAチュニジア事務所)

発表

アイメン ハッレブ氏(ABE 4バッチ修了生、チュニジア出身)
ムハメド ズイエッド ミリ氏(ABE 5バッチ修了生、チュニジア出身)
ジャベリ モハネド氏(ABE 8バッチ留学生、チュニジア出身)
ムラド ブレク氏(ABE 2バッチ修了生、アルジェリア出身)
日本戦略投資株式会社 竹越久美子氏
株式会社DIVE INTO CODE 野呂浩良氏
株式会社みかわ元気ものがたり 鈴木達也氏

閉会挨拶

上野修平氏(JICAチュニジア事務所長)

背景・目的

JICAはアフリカの産業人材育成と日本企業のアフリカビジネスをサポートする「水先案内人」の育成を目的として、アフリカの若者を対象に日本の大学での修士号取得と日本企業などでのインターンシップの機会を提供するABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)を実施しています。

本イベントは、オンライン形式で実施され、JICAチュニジア事務所管轄のアルジェリア・チュニジアの両国と日本をつなぎ、ABE修了生・現役留学生(以下ABE生)と日本企業とのネットワークを築き、交流を深めるとともに、ABE生にとって、今後のキャリア構築の参考となる日本企業の人材ニーズを理解することを主な目的としました。

内容

冒頭はJICAチュニジア事務所から開会挨拶とともにチュニジア・アルジェリアにおけるJICA事業概要の説明や、ABEイニシアティブ事業の取り組みなどが紹介されました。

今般のイベントではABE生から登壇希望者を募り、その代表者から滞日中の成果や帰国後の活動状況の発表、日本企業との連携への展望、ABE生間の今後の連携などが熱く語られ、ABE生の強みである留学生間のネットワークづくりにもヒントを与える有意義な時間となりました。また、両国とのビジネス連携に関心のある日本企業からはICT系教育サービス、ドローンビジネス、戦略投資系などの3分野より事業概要及びABE生に求める人材像について発表し、その後の質疑応答時間ではABE生から日本企業へ多くの質問があり、活発な議論が繰り広げられました。

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アイメン ハッレブ氏の発表

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ムハメド ズイエッド ミリ氏の発表

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株式会社DIVE INTO CODE野呂氏の発表

チュニジア・アルジェリアの2カ国と日本をつなぎ、新旧ABE生が交流することで、組織・専門分野・国境を超えた仲間達と旧交を温め、また新たなネットワークを構築することができました。修了生は気持ちを新たに「水先案内人」としての役割を再認識し、現役研修員は先輩留学生からの経験を参考としてより有意義な留学生活を送る秘訣を学び、日本企業にとっては、ABEイニシアティブ事業をより知ってもらう機会となりました。

JICAは今後もABE生のネットワーク強化とABE生と日本企業との連携をより促進し、より多くの二国間の架け橋となる人材育成を目指します。

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全体集合写真