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- チュニジア・アルジェリア:日本とアフリカの架け橋となることを目指して:ABEイニシアティブ研修員向け交流プログラムを開催
オンライン交流イベントにチュニジア、アルジェリア、日本からアフリカ出身ABEイニシアティブ研修員16名が参加
2023年12月15日、ABEイニシアティブ研修員を対象に、オンライン交流プログラムを開催しました。日本企業と日本で就業した研修員による興味深いプレゼンテーションが行われ、活発な質疑応答が交わされました。
本交流プログラムは、宮田JICAチュニジア事務所長の歓迎の挨拶で始まりました。宮田事務所長から、今年9月に着任後初めてチュニジア、並びアルジェリア出身の修了生、研修員との交流を実現できたことへの喜びが伝えられ、本イベントにより各参加者が親交を深め、また日本企業と関係深耕を図るきっかけとなることを期待する旨、メッセージが伝えられました。
日本企業からアフリカでのビジネス展開についてプレゼンテーション
最初のセッションでは、日本企業3社様よりアフリカでビジネスを展開する背景やその状況、今後の展望について発表いただきました。さらに研修員に求める役割と資質について説明が行われました。それに対して研修員からは、各社がアフリカでビジネス展開するにあたっての課題について活発な質疑が行われ、さらには自身の知見をもとに企業にアドバイスする姿も見られ、日本企業の動向に対する関心の高さがうかがわれました。
日本で就職している修了生によるプレゼンテーション
続くセッションでは、日本で就職している修了生2名より、日本企業への就職に至るまで留学中にどのようにネットワーキングを行ったか、また、日本企業で働いている経験に基づいて、ABEイニシアティブ修了生として自国を含め、アフリカと日本がビジネス面で今後一層関係を深めていくための考え方を発表しました。参加者からは日本で就職することで、アフリカと日本の架け橋としての第一歩を踏み出した発表者に対して熱い視線が注がれました。
日本で就職している修了生2名
城後JICAチュニジア事務所次長
城後JICAチュニジア事務所次長より閉会の挨拶として、今回のイベント参加者への謝意が伝えられるとともに、日本企業からのプレゼンテーションが参加修了生、研修員にとって大変示唆に富んだものであったこと、登壇した修了生が文化の違いを乗り越えて日本企業で働いていることへの賛辞などの感想が述べられました。
プログラム概要
12月15日(金)にオンライン開催
- 開会挨拶
- 宮田真弓: JICAチュニジア事務所長 - 日本企業によるプレゼンテーション:アフリカでのビジネス展開/計画、ABEイニシアティブ留学生に望む役割
- 藤田 侑平氏:株式会社 ボヌム エデュケーション代表取締役
- 小貝広樹氏:西本Wismettacホールディングス株式会社ディレクター
- 平林潤氏:株式会社クニエディレクター - 日本で働くABE修了生によるプレゼンテーション:留学時に企業や学生とどのようにネットワーキングを行ったか、アフリカと日本の架け橋となるためにどのようなプランを持っているか
- Amna CHOKRI氏:株式会社Legend金属回収センタ-
- SAKKA Ahmed氏:三菱ふそうトラック・バス株式会社 - 閉会挨拶
- 城後倫子:JICAチュニジア事務所次長
背景・目的
JICAは、アフリカの産業人材や行政官や若手研究者等の育成を目的とした長期研修事業を実施しています。今回開催された「帰国報告、ネットワーキングフェア」は、ABEイニシアティブ現役留学生、及び修了生に対し、(1)日本企業との交流の場を提供することにより、企業との連携に関する考えを深めること(2)現役留学生、及び修了生のネットワーク構築および意見交換を行うことを目的として実施されました。
対象プログラム
アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ):
アフリカの産業人材、日本企業のアフリカビジネスをサポートする「水先案内人」の育成を目的として、アフリカの若者を対象に日本の大学での修士号取得と日本企業などでのインターンシップの機会を提供するプログラム。
※2023年は ABEイニシアティブ10年目の節目の年となります。
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