(日)ブラジル連邦共和国東部アマゾン持続的農業技術開発計画
(英)Technological Development Project for Sustainable Agriculture in Eastern Amazon in the Federative Republic of Brazil
ブラジル国のアマゾン地域は、1970年代以降、国家の制作として農牧業を営む小規模農家の移住や民間企業による大規模農家開発が奨励されてきた結果、熱帯雨林が著しく消失し、森林破壊、土壌浸食等の様々な環境問題が発生した。これに対し、アマゾン地域における熱帯果樹及びコショウ栽培は、環境と調和し得る基盤換金作物として、また農民の安定した生活を支える持続的定着農業のモデルとして、注目されてきている。
東部アマゾン地域に適した、持続的農業技術が開発される。
パラー州のプロジェクト対象地域において、現地の実情にあった選定熱帯果樹及びコショウを含む持続的農業技術が開発される。
1-1.選定熱帯果樹の高生産生系統・後代及びわい性台木の選抜
1-2.選定熱帯果樹の主要病害防除法の開発
1-3.選定熱帯果樹の管理技術及び栽培技術研究法の開発・移転
1-4.コショウ病害総合防除法の開発
1-5.生木支柱栽培を用いたコショウ栽培技術の開発
2-1.熱帯作物の混植を含む持続的生産システムの実証・評価及び展示園場の設置
2-2.試作農家への持続的農業技術の移転