【国際協力まんが大賞】広島県国際協力推進員のエピソードが漫画に!
2021.01.04
マンガ専門メディア コミチとJICAの協働企画「コミチ国際協力まんが大賞」において、広島県国際協力推進員として活躍する羽立大介さんのエピソードが漫画化されました!
「コミチ国際協力まんが大賞」は、漫画をきっかけに途上国や、途上国の障害者や女性について少しでも知ってもらいたいという思いから今回初めて開催されました。
この企画は12月3日の国際障害者デー、3月8日の国際女性デーに向けてそれぞれの記念日に関する途上国でのエピソードをもとに漫画を作成・投稿もらいます。
この「国際障害者デー部門」において、羽立さんが海外協力隊の障害児者・支援隊員として配属された西アフリカのガーナにある盲学校での経験が漫画化のエピソードに選ばれました。
羽立さんのエピソードを元に多くの漫画が投稿されましたが、いぬパパさんの「エブリシング イズ グッド!」が大賞を受賞しました。
作品はJICAウェブサイトで掲載されていますので、下記リンクからぜひご覧ください。
漫画の題材にしていただきとても嬉しく思います。(羽立)
漫画に登場したダニエル君(右)
広島県JICAデスク、国際協力推進員の羽立大介です。
この度、#コミチ国際協力まんが大賞、国際障害者デー部門のエピソードとして私のガーナでの活動を取り上げていただきました。
とても光栄なことだと感じる一方で、「応募者がいなかったらどうしよう」という不安もありました。蓋を開いてみると多くの方から応募があり、安堵すると同時に大変嬉しく思いました。本当にありがとうございます。
配属先の盲学校内で過ごす中で「全盲と弱視の間にある差を無くしたい」「体を動かす機会があまりない生徒たちに、スポーツの機会を提供したい」という思いがきっかけとなり、2019年3月にブラインドサッカークラブを立ち上げました。
とはいえ、ブラインドサッカーをするのに必要な道具で手元にあるのは日本から持ってきたブラインドサッカーのボール1つだけ。多くの人に助けてもらいながら少しずつ環境を整えていきました。
任期が1年を経過したころから、
「盲学校内の生徒だけではなく、校外の人にもブラインドサッカーを経験してもらいたい。」
「ブラインドサッカーを障害理解や障害者支援について意識を向けるきっかけにしたい。」
そのような思いを抱くようになり、同期隊員の配属先である小学校でブラインドサッカーのワークショップを実施しました。
初めは戸惑っていた子どもたちも、徐々に楽しみながらドリブルやペナルティキックに挑戦していました。もっともっとこのような活動を展開していきたいと手応えを感じた瞬間でした。
おわりに
今回、国際障害者デーにこのような形で自身の活動を取り上げてもらえたことは大変光栄なことで、本当に感謝しています。
でも、私の活動が特別なものとして捉えられている間はまだまだだと感じています。
障害の有無や国籍の違いなど関係なく、全ての人がスポーツを楽しめる。それが当たり前な社会にしていきたい。
そのためにできることを、これからも。
近所の子ども達がキーパーやガイドなど貴重なスタッフとして大活躍してくれました。
累計800人の生徒がクラブに参加してくれました。
晴眼者の子どもたちにも楽しく視覚障害の疑似体験をしてもらいました。
楽しくボールを追いかけることができる日々がいつまでも続くことを願っています。
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