食品ロスを減らそう! フードドライブを実施しました



2024.10.28
JICA中部・なごや地球ひろばがある名古屋市の推計では、家庭から排出される可燃ごみの約20%が食品ロスによるもの、そのうち約4分の1が手つかずのまま捨てられているそうです。この現状を知り、JICA中部ではサステナビリティ活動の一環として10月7日から13日まで名古屋市で取り組んでいる「フードドライブ」に参加しました。なごや地球ひろばにおいては、10月16日の世界食糧デー、食品ロス削減月間であることにちなんで、10月13日に「世界の食べ物・食品ロスの取り組み」をテーマにしたイベントを開催し、来場者にフードドライブへの参加を呼びかけました。
「世界食料デー&食品ロス削減月間特別企画 映画0円キッチン上映会&トーク」を開催しました。 - なごや地球ひろば
日本の食料自給率は先進国の中でも低く、多くの食べ物を海外からの輸入に頼っています。輸入に頼らなければならない一方で大量に廃棄されており、途上国を中心に8億人以上(約9人に1人)が十分な量の食べ物を口にできず、栄養不足で苦しんでいます(農林水産省ホームページより)。最近では気候変動の影響で農作物の生産において予測不可能な事態が多く、供給も不安定になっています。食品ロスを減らす取り組みは、食料供給の問題解決だけではなく、ごみ処理に伴う運搬や焼却の際に排出される二酸化炭素(CO2)を抑制するなど、環境配慮にも貢献できます。
国はSDGsにおける食品ロス削減への取り組みにおいて、家庭から出る食品ロス及びスーパーマーケットやコンビニエンスストアなど小売店での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品といった事業系食品ロスを2030年度までに半減させる目標を立てています。JICA中部・なごや地球ひろばでは今後もSDGs達成に向けた取り組みを進めていきます。
フードドライブは青年海外協力協会様のご協力のもと、東京ビジネスサービス様にもご参加いただきました
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