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「JICA‑AMANO Academic Bridge」招聘研究員(ケニア)が名古屋大学で共同研究を開始

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#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
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#15 陸の豊かさも守ろう
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2026.05.29

元JICA留学生のワイナイナさん

天野エンザイム株式会社(以降、「天野エンザイム社」)からの寄附金を基にした「JICA-AMANO Academic Bridge(JICA帰国研修員支援プログラム)」で初回のフィリピンの元JICA留学生に続き、ケニアから元JICA留学生のワイナイナさんが2026年4月10日に来日し、名古屋大学で約5か月にわたる共同研究を開始しました。

元JICA留学生が取り組む研究は?

今回招へいされた元JICA留学生のワイナイナさんは、2010年から2012年の間、JICA留学生として名古屋大学大学院生命農学研究科で学び、修士号を取得しました。その後も同大学で博士号を取得、ポスドク研究員としても研究に従事するなど、同大学との関係が深い研究者です。現在はジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)の教員として、ケニアの教育、農業研究の第一線で活躍しています。

今回、名古屋大学にて行う研究は、直播栽培に適したイネ品種の開発のための研究です。直播栽培とは、水田に苗を植える従来の栽培方法ではなく、直接田んぼに種子を播く栽培方法です。田植え作業の負担軽減や水源利用を抑え、コスト軽減のメリットがあります。一方で、苗立ち不良や根系の発達不良という課題があり、ワイナイナさんの研究では、このような課題を克服するため、直播栽培に適した品種開発・評価を行います。

直播栽培の様子 (出典:IRRI Rice Knowledge Bank

天野エンザイム社との交流

来日後、ワイナイナさんは名古屋大学の指導教授とともに天野エンザイム社を表敬訪問し、天野源之社長と面談しました。面談ではワイナイナさんから研究内容について説明し、天野エンザイム社の支援への謝意とともに今後の研究への抱負などが語られました。
日本滞在中には天野エンザイム社の研究施設を訪問し、研究者と交流する予定です。

左から天野社長、ワイナイナさん、犬飼教授、上町JICA中部センター所長

JICA本部(東京都)も訪問しました

4月17日、ワイナイナさんはフィリピンの元JICA留学生のマコールさんとともに、JICA経済開発部を訪問し、それぞれの研究内容を報告しました。また、新品種開発、気候変動対応、各国での好事例を他国へ共有する意義について意見交換が行われました。さらに、今後のJICA事業への参画の可能性についても議論され、「JICA-AMANO Academic Bridge」を通じて元JICA留学生との関係を強化することで、日本と開発途上国双方に価値をもたらす研究協力の意義を実感する機会となりました。

現地での研究および名古屋大での共同研究について発表

ワイナイナさん(中央)とマコールさん(右から3番目)とJICA関係者

元JICA留学生からのコメント

「JICA-AMANO Academic Bridgeプログラムを通じて、母校である名古屋大学に再び関わる機会をいただき、大変嬉しく思っています。この貴重な機会は、今後の私の成長やキャリアにとって大きな励みとなるものです。犬飼教授とご一緒できることにも、心から感謝しております。
本プログラムを通じた共同研究が、研究・教育分野における国際化の推進と知識の共創、ならびに交流の活性化につながることを願っています。また、日本とケニアの大学の長年にわたる協力関係が、これを機により一層深まっていくことを期待しています。」

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