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- 気候変動と都市の未来を見据えて ― タイ人留学生が語る日本での学びと成長 ― (アンブリー・シニーナットさん・JICA長期研修員)
今回は、2025年4月に名古屋大学大学院環境学研究科に入学したタイの長期研修員、アンブリー・シニーナットさん(以下ドーナッツさん)にお話しを伺いました。
ドーナッツさんは、JICAが実施する「気候変動対策中核人材育成プログラム」の長期研修員として来日しました。
自己紹介をお願いします。
タイ出身のアンブリー・シニーナットです。ニックネームはドーナッツです。これまで8年間、政府機関で勤務してきました。現在はJICAの「気候変動対策中核人材育成プログラム」により、名古屋大学大学院環境学研究科にて、洪水に関する研究に取り組んでいます。
日本に来る前はどのようなことをされていましたか?
母国では、天然資源・環境省の気候変動環境局で、持続可能なまちづくりに関する業務を行っていました。持続可能なまちづくりとは、Well-being(生活の質)、適切なガバナンス、社会的・経済的発展、そして環境保全など、複数の要素を統合した都市計画の考え方です。
JICAの留学プログラムに参加したきっかけと、現在学ばれていることについて教えてください。
JICAで新たに環境分野に関する留学生が募集されることを知り、自身の専門性をさらに高めたいと考えて応募しました。現在は、洪水リスクに関する研究を行っており、環境建築工学分野の博士号取得を目指しています。これらの経験を、帰国後の業務に活かしていきたいと考えています。
日本に来て、どのような印象を持ちましたか?
日本はとても魅力的な国だと感じています。実は10年ほど前にも日本を訪れたことがあり、その時から自分の目で桜を見たいと思っていました。今回、2025年3月に来日した際はちょうど桜が咲いており、JICAの長期研修員として再び日本を訪れることができたことに、運命的なものを感じました。一方で、言語や文化の違いには難しさを感じることもありますが、それも含めて貴重な経験だと思っています。
今回の研修についてどのように感じていますか?
本研修は、誰もが得られる機会ではなく、非常に有意義な経験だと感じています。専門的な知識に加え、日本のアプローチや考え方も学ぶことができました。また、他の大学の学生との意見交換も大変印象的でした。さらに、静岡県での地域理解プログラム(注)などを通して、異なる国の参加者と交流できる点も大きな魅力だと感じています。
最後に、これから研修に参加する人や読者へメッセージをお願いします。
このような素晴らしいプログラムと貴重な機会を提供してくださったJICAに感謝しています。本プログラムは学問を深めるだけでなく、文化や言語を学ぶ絶好の機会でもあります。新しい言語に触れることで、将来のキャリアの可能性が広がったと感じています。海外での挑戦に興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。
インタビュアー所感
ご自身の実務と密接に関連した内容を学ばれており、帰国後にその成果を活かしてご活躍される姿が容易に想像できました。また、長期研修ならではの言語や文化の壁にも直面されていましたが、それらを乗り越えようと努力されている姿が印象的でした。学業のみならず、桜をはじめとした日本文化も楽しみながら、充実した研修期間を過ごしていただきたいと思います。
注:地域理解プログラムとは、日本各地で培われてきた地域特有の開発事例を題材とし、地域に根差した具体的な開発事例を学ぶことで、JICA留学生が日本の開発経験に対する理解を深めることを目的としたプログラムです。(地域理解プログラム | 事業について - JICA)
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