【施設訪問】熊野町立熊野第一小学校-熊野から、「ヒロシマ人」として、そして「国際人」になるために-

#1 貧困をなくそう
SDGs
#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2023.12.15

スタッフの問いかけに手を挙げて答えている様子

「国際人」として世界の課題を知り考える

2023年12月15日(金)、熊野町立熊野第一小学校6年生のみなさんが、JICA中国へ訪問してくれました。
今回は「総合的な学習の時間」と「社会科」の学習として、世界の課題について知識を深めていきます。
これまで、2学期は総合的な学習の時間を通し、「ヒロシマ人」としてどう生きるか考えるため、平和公園へフィールドワークを行う等、学んできたそうです。そして今日はJICA中国で、「国際人」になるために世界の課題に向き合う時間です。

午前中は2グループに分かれ、世界の課題について知る時間です。世界できれいな水にアクセスできない地域の人々、気候変動等のあおりを受け作物が育たない地域の人々、感染症や戦争等、様々な世界や日本の課題に触れながら話を進めていきます。熊野第一小学校6年生のみなさんは、隣の席の友だちと協力しながら、それぞれの講師の問いかけに積極的に答えてくれました。

お昼はみなさんが楽しみにしていたエスニックランチバイキングです。世界のいくつかの国の料理を通して、食の豊かさを楽しんでもらいました。また、世界の衣装では、どの地域から来た服なのか興味深く説明書を読んでいる様子がとても印象的で、世界の楽器体験では、アフリカ地域の太鼓の音がJICA中国の施設中に響きわたり、みなさんの楽しそうな声が聞こえてきました。

午後は、体育館でワークショップ「世界がもし100人の村だったら」(注)の体験です。
それぞれ役割が書いてあるカードを手に、貧困・識字・世界の富の配分、等について学んでいき、みなさんは、講師の問いかけに対し、積極的に手を挙げ発表していきます。
特に、世界の教育の課題に触れている時、講師が「大人になったら何をやりたいですか?」と問いかけると、たくさんの児童が手を挙げ「ペンギンの研究」「建設会社で働きたい」「立派な大人」「ゲーム開発会社の社員」と、自分のやりたいことを堂々と答えてくれました。
最後は、日本の食糧問題に触れ、いかに私たちの食生活が途上国を中心とした海外の国に支えられているか話を聞いていきます。
ワークショップ終了後は「世界の課題を学ぶことを通して、これから「国際人になるために」自分たちにはどんなことができるか、何をしていくべきなのか考えていきましょう」という先生の言葉で、今日のプログラムは締めくくられました。

熊野人として、ヒロシマ人として、そして国際人としての、みなさんのこれからの将来が楽しみです。
熊野町立熊野第一小学校6年生のみなさん、JICA中国へお越しくださり、ありがとうございました。

注:ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」は、開発教育協会(DEAR)発行の教材です。詳細は関連リンクを参照してください。

世界の楽器体験の時間

日本と異なる味が楽しめるエスニックランチバイキング

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