★参加者募集★ カンボジアに体育科教育が根付いた理由【草の根技術協力事業 事業完了報告会】


2025.05.23
リズム運動の授業風景(首都プノンペンの中学校)。
カンボジアにおいて、「体育」の授業は、「スポーツの技能を向上させる時間」、「子どもたちを運動させるための時間」でした。
それが今では、学校教育の中で「新しい体育」として、生涯を通じた心身の発達や、チームとして協働すること、ルールを守ること、他者への敬意を持つことなど「知識・技能・態度」を教科として学ぶこととされ、「スポーツ」とは意味が区別され始めました。
カンボジアは、1975年から1979年まで続いたポルポト政権によって学校教育は崩壊しました。その後、国の復興を進める中、施設と教師が足りない状況下で教育にも力を入れていましたが、2000年頃の学校教育はまだ、知識の吸収など実用的な学びの側面が強く、体育や美術、音楽等は、娯楽・余暇的要素が多いものと受け止められ、優先順位は低かったそうです。
教育としての「体育」はゼロに近い状況でスタートして約20年。5フェーズに亘る草の根技術協力事業でのプロジェクトによって、一歩ずつ着実にカンボジアの体育科教育に変化をもたらした、ハート・オブ・ゴールドさんの事業において、2025年1月に終了した「小学校から高等学校まで一貫した高い質で学ぶ「Physical Education for All」プロジェクト」のご報告を頂きます。
当日は、ハート・オブ・ゴールド代表理事であり、オリンピックメダリストの有森裕子さんも参加されます!皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【日時】2025年6月6日(金)16:30から18:00まで(日本時間)
【場所】対面・オンラインでのハイブリッド実施
対面:地球ひろば(セミナールーム201AB)50名まで
オンライン:(Zoom)後日リンクをお送りします。
【使用言語】日本語・クメール語(通訳あり)
【対象】興味関心のある方はどなたでも。
※一般、NGO等の方々には添付のチラシを共有いただけますと幸いです。
【参加費】無料 ※報告会後に懇親会(参加費5,000円)も計画されています。
【参加申し込み】チラシのQRコードからお申込みください
【〆切】2025年6月5日(木)17:00
【問い合わせ】JICA中国 市民参加協力課(藤田)Fujita.Kaori@jica.go.jp
ご案内
ペンタクの授業風景(スヴァイリエン州の高校)
陸上の授業風景(スヴァイリエン州の小学校)
scroll