【岡山県:実施報告】JICA海外協力隊2025年度2次隊の派遣前表敬訪問を行いました!
2025.12.11
岡山県庁での表敬訪問
2025年11月26日、2025年度2次隊として派遣されるJICA海外協力隊員4名が岡山県庁を訪問し、出発の報告を行いました。
今回岡山県から出発するのは、以下の4名です。
・井上雅恵隊員(派遣国:ペルー/職種:写真)
・塚原遊尋隊員(派遣国:マダガスカル/職種:コミュニティ開発)
・橋本綾花隊員(派遣国:ルワンダ/職種:コミュニティ開発)
・貝畑健太隊員(派遣国:南アフリカ共和国/職種:小学校教育)
貝畑健太さんが代表として挨拶を行い、職種や経験、年齢も異なるが派遣前訓練を通じて全員しっかりと準備を進めてきたこと、そして多くの方々の協力を得て無事に派遣されることへの感謝を述べました。副知事からは、派遣国の言語や食事、渡航経路等について様々な質問をいただき、和やかな雰囲気の中で報告が行われました。
【井上さん、塚原さん、橋本さんが岡山市に表敬訪問】
井上さん、塚原さん、橋本さんの3人の隊員は岡山市を表敬訪問しました。
井上雅恵さんは、写真隊員としてペルー共和国の首都リマにある国立考古学人類学博物館に派遣されます。現地では収蔵品のデジタル化やデータ作成などを担当する予定です。もともと報道写真を見るのが好きだという井上さんは、岡山の大学院で国際協力を学ぶ中で、自分の得意分野である写真を通じて国際協力ができることを知り、参加を決めたそうです。現地で使える機器なども確認しながら活動をすすめたいと意欲を語りました。
塚原遊尋さんは、コミュニティ開発隊員としてマダガスカル共和国の首都アンタナナリボ近郊、アナラマンガ県にある市役所に派遣されます。アナラマンガ県は人口約3万人で、自然豊かな地域とのこと。塚原さんは、これまでの社会人経験を活かし、現地の社会制度の違いを踏まえながらニーズの吸い上げを行いつつ活動したいと話しました。大森市長から言語の違いについて質問があり、塚原さんは「派遣前訓練では公用語のフランス語を学び、さらに現地語のマダガスカル語も勉強中です」と語学についても熱心に準備している様子を語っていました。
橋本綾花さんは、ルワンダ共和国東部のルワマガナ郡庁に派遣され、主に水に関する活動を行います。高校・大学での学びを通じて国際協力への関心を持ち続け、特に大学時代にガーナを訪れた経験からアフリカへの関心を深めました。井戸のメンテナンスや給水施設の機能向上、また住民への支援等に取り組みます。派遣前訓練の前に国内で実施された「JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)」と呼ばれる研修にも参加し、日本国内の水管理も学びつつ、派遣準備を進めてきたことを報告しました。
最後に、大森市長から「それぞれにミッションがあると思いますが、楽しんで安全に気をつけて活動してください」と激励の言葉が贈られました。
【貝畑さんが倉敷市に表敬訪問】
貝畑健太さんは倉敷市を表敬訪問しました。貝畑さんは、南アフリカ共和国のリンポポ州に小学校教育隊員として派遣されます。訪問の中で、南アフリカが3つの首都を持つ複都制の国であることを説明すると、同席者からは驚きの声が挙がりました。さらに、市役所に用意されていた地球儀を使って日本からの渡航経路も紹介し、小学校教員としての経験を活かして現地の言葉も学びながら子どもたちと積極的に関わりたいという意欲を語りました。最後に、小松副市長から「身体に気をつけて頑張ってください」と激励の言葉をいただきました。
表敬訪問には、岡山県青年海外協力隊OV会並びに岡山県協力隊を育てる会の方々も同行しました。新隊員の皆さんは12月15日から順次赴任国に派遣され、1年8か月から2年間の活動を行います。自治体の皆様、あたたかくお迎えいただきありがとうございました。新隊員の皆さま、元気に活動してください!
岡山県より「おかやま国際協力大使」の委嘱をうけました
岡山市での表敬の様子
岡山市より備前焼の贈り物。それぞれデザインが違います!
倉敷帆布の手提げをいただきました。黒で素敵です!
今回はアフリカに3名、中南米に1名が派遣されます
scroll