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【島根県:帰国後活動報告】日系研修での学びをブラジルに―帰国研修員が講演・講習会を実施しましたー

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#10 人や国の不平等をなくそう
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2026.05.12

ブラジルの大石さんから活動報告が届きました!

みなさん、Olá! (ポルトガル語で“こんにちは”)
約3か月間の島根県での研修を終えて2025年10月にブラジルに帰国した、大石 チアゴ エンリケ 誠 さんから帰国後の活動報告が届きました。
帰国後に達成したい目標の1つだった講演会を実施されたそうです。現地の熱気が伝わるレポートをぜひお読みください!

大石さんが参加したJICAの日系社会研修の概要や、大石さんの来日中の様子は以下関連リンクからご覧ください。

関連リンク

大石さんからのレポート ~ブラジルで講演会をしました~

みなさん、こんにちは。日本のみなさんがお元気で過ごされていることを願っています。
ブラジルに帰国してからの近況をお知らせします。
2025年12月13日(土)、サンパウロ州オザスコ市のACENBO(オザスコ日伯文化体育協会)で講演をしました。
テーマは、「日本社会におけるビジネススキルの習得及び日系アイデンティティの涵養」についてです。
今回の講演は、同協会の役員と現地の日本語学校の皆さまのご協力により開催されました。
当日は、約70人が参加しました。年齢は7歳から75歳までで、沢山の子どもたちも参加してくれました。
講演では、まず、尊敬、礼儀、安全といった日本文化において大切にされている価値観を紹介しました。
続いて、日本での研修を受け入れてくださった、カナツ技建工業株式会社での工事見学の様子や、島根県で触れた文化(そば、足立美術館、鼕(どう)行列、浜田の石見神楽)について話しました。
さらに、JICAの取り組みや、研修・イベント情報の探し方なども紹介しました。
講演後、参加者からは良い感想をいただき、日本や先祖の歴史・文化をもっと知りたいという声も多くありました。
日本での研修でお世話になったみなさんや、この講演会を実施するにあたり協力してくださったブラジルの方々のサポートに感謝します。
これからも、日本で学んだことをブラジルで沢山の人に伝えていきたいです。

奨学金・インターンの活用を考える講習会にも登壇

さらに大石さんは、2026年1月に、ASEBEX(日本の元奨学生の会)が主催する講習会にも参加しました。この講習会は、日本での奨学金やインターンの機会をより有効に活用することを目的に開催されたものです。
大石さんは、元奨学生の渡辺啓子さんとともに開会式の司会を務めたほか、JICAに関する講演にも登壇しました。講演では、北原マルガリダさん、元奨学生の石川ラケルさんとともに、JICAの奨学金、選考プロセス、日本での体験談などを紹介。島根県の建設会社で学んだ土木工学の研修経験や、長崎での文化体験「龍踊り」についても発表しました。
当日は、理系・文系・生物・文化など多様な分野の元奨学生が参加する座談会も行われ、参加者との質疑応答を通じて活発な交流が生まれました。参加者は会場66人、オンライン58人の計124人。大石さんは「経験を分かち合い、ネットワークを広げる大切な機会になりました。さまざまな分野がつながり、新しい学びが生まれました」と報告してくれました。

研修の成果が、次の学びとつながりを生む

大石さんの帰国後活動から見えてくるのは、日系社会研修が一人の研修員の学びにとどまらず、帰国後に地域社会へ還元され、次の世代の学びやネットワークづくりへと広がっていく姿です。
講演、講習会への参加は大石さんが研修修了式にて目標の一つとして掲げていた「リーダーとして活動し、若い世代を支援する」ことを体現する場ともなりました。
島根で学んだ技術、工事現場の安全文化、地域の人びととの交流、そして日系人としてのルーツを見つめ直した経験は、ブラジルの日系社会で「日本を知る」「自分たちのルーツを考える」「将来の進路や挑戦を考える」きっかけとして共有されています。
JICAは今後も、日系社会とのつながりを大切にしながら、研修員が日本で得た学びをそれぞれの地域で活かし、互いに学び合うネットワークを育む取り組みを進めてまいります。

日本文化や日本で学んだことを紹介しました

沢山の方が参加してくれました

当日の参加者と

講習会での様子

選考プロセスを含め、JICA研修に興味を持つ方々に丁寧に説明を行いました

座談会では活発な意見交換が行われました

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