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2025年帰国
新保比奈子さん
(シニア海外協力隊/福井県)
2022年7次隊で看護師の新保比奈子です。1月末に帰国しました。私は、ブータンの首都ティンプーにあるジグミ・ドルジ・ワンチュク国立病院の救急部で看護師として2年8カ月活動しました。私の活動対象者は救命救急士で、救急搬送の要請があれば救命救急士と患者搬送を行っていました。任期中計253件の患者搬送に従事しました。帰国時、首都ティンプーよりも福井のほうが寒いと思いました。
山川雄平さん
(日系社会青年海外協力隊/福井県)
写真は、社会事業の一環として所属していた日本語学校の先生たちと、市内の図書館で日本の紙芝居をした時のものです。普段、日本語学校の授業では日本語で紙芝居を行っていますが、今回は日本語を勉強していない子供たちが対象だったので、ポルトガル語に翻訳して行いました。おむすびころりんや、浦島太郎など、日本の昔話をブラジルの子供たちが楽しんで聞いてくれて、私にとってもとてもいい経験となりました。こうした課外活動をきっかけに、日本語学習に興味を持ってくれる子供たちが増えるといいと思います。
津田雄飛さん
(青年海外協力隊/富山県)
中米ホンジュラスの首都近くの観光地サンタ・ルシアの市教育事務所に配属されていました。市内教育ネットワークに所属する幼稚園と小学校の英語教員を対象に授業観察や毎月の教員研修会を行い、教員の英語力向上と授業改善を目指した活動をしてきました。教職員以外にも、英語や日本語に興味を持っている子どもたちや地域の人たち向けにワークショップを開催したり、任地の教職員が中心となって開催した英語フェスティバルの支援をしたりもしました。優しく親切で、いつも家族として接してくれるホンジュラスの人たちの愛情深さに包まれた2年間でした。多くの人たちに助けられて2年間を無事に終えることができ、感謝の気持ちと達成感に包まれています。帰国後はこの2年間の協力隊経験を社会に還元し、「自分なら何ができるか」と考えられるきっかけを人に与えられるようになりたいと考えています。
市河有由希さん
(青年海外協力隊/富山県)
東ティモールの首都Diliにある国立医薬・医療用品研究保管センターの品質管理部門に配属されていました。私は主に施設内にあるラボ内で活動を行い、実験器具や試薬等の整理整頓から始め、新しく施設に導入されたHPLC(高速液体クロマトグラフ)のトレーニングマニュアルの作成や、大学から来る実務実習生の指導時に使用できる実験器具一覧の作成などを行いました。目まぐるしく、本当にたくさんの出来事があった2年間、正直ひとつの国やそこで暮らす人々を十分に理解するには短かったなと感じています。しかし、異文化の中で改めて日本について考えたり自分自身と向き合うには十分な時間でした。在留邦人を含め現地のたくさんの方々からの助けや支えがあり、2年間の任期を満了し無事に帰国することができましたこと、心より感謝申し上げます。今後は、新たに出来た目標に向けて邁進していこうと思います。
小林桃子さん
(青年海外協力隊/福井県)
Assalamu alaikum!
西アフリカ・セネガルのティエス市にて、2年間活動していました。市内の小学校を管轄する教育機関「ティエス市視学官事務所」に配属され、視学官や現地の校長先生、教員の皆さんと共に取り組んできました。
セネガルには、日本のおもてなし文化に似た「テランガ」という文化があり、派遣中はたくさんの温かいテランガをいただきました。家族や仲間を大切にし、助け合う力の強さを日々感じるなかで、特に活動中に開催した運動会では、地域のつながりを実感し、忘れられない経験となりました。
この貴重な経験を活かし、今後は日本国内で何らかの形で還元していけたらと思っています!
2024年9月~11月 帰国
竹林尚樹さん
(青年海外協力隊/富山県)
ベトナムのクアンチ省総合病院という、ベトナムの地方の総合病院で理学療法士として活動していました。主な活動内容としては患者への理学療法の実施や、現地の同僚に対して理学療法の技術・知識の伝達をしていました。ベトナムでのリハビリテーションの歴史はまだ浅く、不十分な知識・技術のまま理学療法を行なっていた同僚たちでしたが、2年間の中で少しずつ変化していく姿を目にすることができたのがとても嬉しかったです。多くの現地の方とコミュニケーションが取ることができ、私自身も学びになることが多い2年を過ごすことができました。
林亮太朗さん
(青年海外協力隊/富山県)
カンボジアサッカー連盟・カンポット州ユースアカデミーに配属されていました。現地の高校生・中学生・小学生・女子の4チームを、カンボジア人コーチ4名と協力して指導し、選手の技術向上や指導者の指導力向上を目指しました。活動をおこなった2年間は公式戦の機会がほとんどなく、選手の継続的な練習参加が減り、指導者の計画的指導をおこなうことが難しい状況でした。その中で「普及」を主体に考え、州内でサッカーが好きな子どもを増やすことを意識して取り組みました。
また、カンボジア国内はゴールキーパーの指導者が少ないという課題があり、自身の日本での経験を活かして、カンポット州アカデミーだけでなく他州のアカデミーやプロクラブアカデミーの選手に、ゴールキーパーの技術指導をおこないました。
活動以外では、州内の5つのサッカーチームに入れていただきプレーをし、たくさんの方々とサッカーを通じて関わることができました。
高瀬智理さん
(青年海外協力隊/富山県)
パラオのコロール州にある小学校に配属され、子どもの運動習慣確立に向けて、体育授業や先生方のサポート、子どもたちへのスポーツイベントを実施しました。子どもとも大人とも、相手を知り、想いに心を寄せ、理解し合うことをこつこつ続けて、互いに信頼できる関係ができること、その関係ができてやっと、本当に相手の力になれることを実感しました。そして、自分の気持ちに素直で、好きなものや大切なものをちゃんと大切にしているパラオ人と過ごし、自分の今までやこれからの生き方を考えさせられるとともに、自分らしく生きることの大切さを教えてもらいました。彼らと過ごした2年間は、私の一生の宝物です。
宮村登茂子さん
(日系社会海外協力隊/富山県)
「パラグアイ日系・日本人会連合会」に配属され、パラグアイ全国の10の加盟団体からの派遣要請を受け各地域に出張し様々な日本文化を指導・支援しました。活動内容は和服の着付け、舞踊・ダンス、書道、華道、茶道、茶花、折り紙、和食のマナー、手遊び、レクレーション等多岐に渡りました。特にラ・コルメナ日本語学校での富山県の伝統芸能「おわら節」の踊りの指導では『八尾中学校とのオンライン交流』『ラ・コルメナの運動会や式典等イベント時のおわら踊り披露』に結び付けることが出来ました。さらに本場の「越中おわら風の盆」と同日に開催されることになったラ・コルメナ初の「祭」で「おわら節」の流し踊りが実施されました。この「祭」と「おわら節」の踊りが次年度以降も発展的に継続されることを心から願い応援していきたいと思っています。富山の皆さま方の力強いご支援・ご協力よろしくお願いいたします。私の2年間の活動の様子はJICA海外協力隊の世界日記「宮ちゃんのパラグ愛が止まらない」に掲載中です!どうぞご覧ください。
藤田寿乃さん
(青年海外協力隊 / 富山県)
ルワンダの農村地域で「地域産業の活性化」を目標に地域産品の品質管理とマーケティング活動に取り組みました。2年間で、任地で生産されたコーヒー67.5kg、ハンドクラフト製品・革製品・アフリカ布製品合わせて約650点のセールスをサポートすることができました。
活動の中で作った地域産品の一部を富山にもってきましたので、何かの機会に披露できればと思っています。
ルワンダの人々が生み出した作品に触れ、手作りのあたたかみとアフリカの可能性を感じていただけると嬉しいです。
淺井康博さん
(青年海外協力隊 / 富山県)
中南米・エルサルバドルの高等専門学校においてアジア料理全般(日本、中国、台湾、韓国、ベトナム、タイ、インド/7カ国)の指導とアジア料理日めくりレシピカレンダー(31日/45品/スペイン語)の作成、地元の食材を使用したレシピ、商品の開発、生活改善プロジェクトにおいて料理ワークショップなどを実施しました。2年間で実施した実習(ワークショップ+イベント)は、約200回、のべ約800人の生徒たちに指導をおこないました。日めくりカレンダーも使って、継続して、気軽に日本食(アジア料理)を楽しんでもらいたいです。
2024年7月~8月帰国
竹端祐未さん
(青年海外協力隊 / 富山県)
南米パラグアイのイタペ家族保健ユニットという小さなクリニックと保健センターの役割を持つ施設に配属されていました。妊婦健診の補助や母親学級の開催などを行い、妊婦健診の重要性を説明し安全に分娩を迎えられるような支援をしてきました。妊婦さん以外にも、パラグアイでは糖尿病や高血圧を持つ患者さんが多いため、地域住民全体に対して生活習慣改善に関する健康教育も行っていました。現地の方々は、いつでも明るく優しく、初対面でも家族のようにたくさんの愛情をもって接してくれました。現地の方々にたくさん支えられ、助けられた2年間でした。この経験を通して得られたことを、今後は日本国内で何らかの形で還元できればと思っています。
伊藤きららさん
(青年海外協力隊 / 福井県)
JICA海外協力隊として2ヶ国目の派遣となったボツワナの子どもたちや地域住民に向けて、ゴミ分別や環境問題に関する授業、ワークショップを実施しました。派遣された当時は配属先の同僚たちにとってゴミ問題や環境教育が他人事だったため私ひとりであらゆるところを訪問していましたが、任期2年目の後半には同僚たちが率先して環境教育をしに行くようになり、自分事として捉えるという意識改善には時間がかかるということを実感しました!今後も活動を続けていってほしいと願うばかりです!
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