「作って、食べて、語ろっさ!~ブラジル編~」を開催しました!

2023.12.04

11月18日(土)福井市のFoodies Hubにて、ブラジル料理を楽しみながら、協力隊経験者と交流できるイベントを開催しました。

講師は、JICA 海外協力隊としてブラジル・サンパウロ州のコロニア・ピニャール(通称:福井村)で活動された谷口あいこさん(職種:日本語教師)と福井村出身で谷口さんの同僚だった西川千恵子さん。ブラジルの定番料理と、福井村での協力隊活動やブラジルの日系社会についてご紹介頂きました。

まず、講師のお二人から、ブラジルの定番料理であるフェイジョンとキャッサバ芋のフライ、サラダ、タピオカ注1の作り方をご紹介。日本では馴染みのない料理を目の当たりにし、驚きながら見守る参加者。一通り説明を終えたら、いざ、クッキングタイム!参加者の方々は会場に流れるボサノバの音楽に合わせながら、和気あいあいとブラジル料理を作っていきました。

谷口あいこさん(写真:右から1番目)
西川千恵子さん(写真:右から2番目)

注1
1.フェイジョン:ブラジルの定番料理。豆を煮込み、ニンニクや玉ねぎと炒め、水を入れて再度煮込み、塩で味付けしたもの。
2.キャッサバ芋のフライ:キャッサバ芋を茹でで、油で揚げたもの。
3.サラダ:ブラジルのサラダにはパウミットと言われるヤシの新芽を入れることが多い。今回は越前市のブラジルスーパーで調達したパウミットを使用。
4.タピオカ:ブラジルではタピオカ粉をフライパンに広げ、クレープ状の生地に好きな具材を挟んで食べるのが定番。

今回のイベントは、青年海外協力隊福井県OB会(以下、OB会)との共催イベントということもあり、10名の協力隊経験者も参加しました。それぞれのグループに協力隊経験者が2名ずつ入り、料理を作りながら、それぞれの協力隊活動や派遣された国の食事情について、参加者と話していました。

津田かおりさん(ルワンダ/青少年活動/写真:左端)
北野早希代さん(マラウイ/映像/写真:右端)

お子さんもタピオカ作りに挑戦!

全てのグループの料理が完成し、次のプログラムへ。
谷口さんによる協力隊の活動紹介とOB会による「世界のゴハン」の紹介がありました。
まず、谷口さんから、協力隊への参加のきっかけ、ブラジルの福井村と現地での協力隊活動の紹介、現在の仕事について話して頂きました。今年の8月に県庁職員としてブラジルを訪問したことにも触れ、協力隊での経験が現在の仕事に繋がっていることもご紹介頂きました。

OB会のコーナーでは、世界各国で活動した協力隊経験者の派遣国のゴハンを写真と共にご紹介。
2年間、マラウイ、ドミニカ国、トルコ、ルワンダなどそれぞれの派遣国にどっぷりと浸ったからこそわかる、ご当地料理の美味しさについて熱弁していました。

協力隊活動について説明する谷口さん

マラウイのごはんを紹介する北野さん(マラウイ/映像/写真:右)

参加者からは、
「ブラジル料理を作って、味わいながらブラジルのお話を聞くことができ、五感で楽しむことができた!」
「ブラジルに福井村というコミュニティがあることは知らなかった!」
「様々な国で活動した協力隊経験者とお話でき、協力隊に参加したい気持ちが強くなった!」
といったコメントがありました。

取材後記
コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いてきたこともあり、JICA福井デスクに着任した時から、ずっと温めてきたブラジル料理のイベントを無事に開催することができました。福井県内で暮らす在留外国人を国別でみると、実はブラジル国籍の方が一番多いのです!また、ブラジルには福井村と呼ばれる日系コミュニティも存在しています。だからこそ、もっと福井県民の方々にもブラジルについて知って欲しい!そんな思いを持ちながらイベントに臨みました。今回のイベントをきっかけに、海外協力隊はもちろん、地球の反対側にあるけど実は身近な国ブラジルに興味を持って頂く機会になったのではないかと思います。
JICA福井デスク 佐藤

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ