【福井県】JICA海外協力隊経験者が指導した選手がオリンピックに出場!



2024.08.01
2024年7月パリオリンピックの柔道女子70kg級の試合に、福井県出身の協力隊経験者である岩堀睦宗さん(派遣国:マダガスカル)が指導に携わったローラ選手(Laura RASOANAIVO)が出場しました。
惜しくも初戦敗退という結果になりましたが、ローラ選手がマダガスカル代表としてオリンピックで奮闘する姿は、今後のマダガスカル柔道を担う子ども達に希望と勇気を与えたと思います。
今回、ローラ選手のオリンピック出場について、岩堀さんから届いたコメントをご紹介します。
ローラ選手(真ん中)と岩堀さん(写真右)
マダガスカルの大統領府でスポーツ功労賞を受賞した際の1枚(2022年)
マダガスカルでの2年間の活動時代に指導に携わった選手がオリンピックという大舞台に出場したことを大変嬉しく思います。協力隊時代には、ローラ選手が出場した国際大会(ケニア、ポルトガル、東京)にコーチとして帯同させてもらい、国際大会を通じて成長するローラ選手の姿を見守ることができました。国を代表する選手への帯同ということで、私も選手さながらに緊張しましたが、今後、マダガスカルの柔道界を背負っていくローラ選手のサポートを行うことができ、とても光栄でした。
マダガスカルでは経済的な理由から国際大会への出場のハードルが高く、限られたチャンスで結果を出すことが求められます。ローラ選手はまだジュニア世代ではありますが、出場した試合で結果を残し、オリンピック出場の切符を掴んだことはとても素晴らしいことだと思います。
今回のパリ五輪では残念ながら初戦で敗退してしまいましたが、次のロサンゼルスオリンピックに向けて精進して、またオリンピックの会場に戻ってきて欲しいですね。
マダガスカル柔道はもっと発展できる可能性を持っています。今後も誰にでもチャンスが訪れるような環境が整うことを期待したいです。
試合前の準備をするローラ選手(写真左)
ポルトガルで開催された世界柔道ジュニア選手権の会場にて(2023年)
岩堀さんとローラ選手
東京グランドスラムの会場にて(2022年)
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