JICA海外協力隊秋募集説明会を開催しました!
2025.10.21
北陸3県でJICA海外協力隊 秋募集説明会を開催しました!
JICAでは年2回の募集期間中に各県で「JICA海外協力隊募集説明会」を開催しています。
各回とも、JICA海外協力隊に興味・関心のある方にお越しいただき、充実したイベントとなりました。
JICA北陸が2025年9月4日~27日にかけて開催したオンライン、富山県、石川県、福井県での計4回の募集説明会の模様をお届けします!
なお、個別相談は年間いつでも受け付けております。JICA海外協力隊の詳しい制度や待遇、シゴト選びについてなど、様々なご相談を承っておりますので、ご興味ある方は、ぜひこちらからお申し込みください!
◎個別相談はこちら
今回は初めてオンラインでの募集説明会を開催し、北陸3県だけでなく、全国から多くの参加がありました。
日本から約5400キロ離れた中央アジア・キルギスと中継をつなぎ、現地で英語教育に取り組む富山県出身の隊員が登壇しました。
話の中で、応募に至ったきっかけや、派遣国での生活、活動の様子などを紹介。さらに「応募する前に知りたい5つのコト」と題してJICA海外協力隊の制度や待遇、サポート体制についても、現地での体験を交えながら説明しました。
キルギスに派遣が決まってから、キルギス語を0から始めることになり、派遣前訓練で基礎をしっかり学ぶことはできたものの、実際に現地で活動する中で語学力が向上したと話していました。任地によって使用される言語が異なるため、多くの参加者にとって不安の要因となりますが、平野さんの体験談を聞くことでその不安が多少和らいだ様子でした。
今回は石川県立図書館で開催。実際に派遣されている隊員と中継をつないでお話を聞く特別企画、そして会場に来てくれた3名との座談会をおこないました。
日本から約1万1千キロ離れたケニアと中継をつなぎ、現地で活動する隊員から「リアル」な声をお届けする特別企画では、「JICA海外協力隊では海外手当が支給されるが、そのお金で生活できるのか?」、「現地ではどんな家で生活するのか」、「派遣から1年と折り返しを迎えてどんな成長を感じている?」など応募を考えている方の多くが抱く疑問について、派遣中の隊員が答えてくれました。
またトウモロコシの粉を鍋でかき混ぜて作る、現地の主食である「ウガリ」を調理している様子や、実際に活動している茶畑、そこに暮らす人々の様子などなど…ケニアの今を写真や動画を交えてお話ししてくれました。
会場内で実施した座談会では、まず3名の協力隊経験者(ラオス、セネガル、ボリビア)が登壇し、それぞれの経験談を話しました。
「自分がなぜ今ここにいるのか、原点に戻って考えてみる」という赴任時の経験から生まれた登壇者の気付きや言葉が印象的でした。
続いて3グループにわかれ、隊員経験者×JICA北陸スタッフ×参加者で座談会をおこないました。参加者のみなさんが抱くJICA海外協力隊の制度や待遇、シゴト選びや応募の上で考えるポイントなどをその場で話し、共有し合う場となりました。みなさん熱心に質問し、耳を傾けており、終了時には勇気づけられて顔が晴れている様子が伺えました。
富山会場ではマラウイ、グアテマラ、エルサルバドルに派遣されていた協力隊経験者が登壇。
座談会では現地の生活について「カード形式」で紹介したり、協力隊に応募したきっかけについて参加者の皆さんと同じ目線で話したりと、盛り上がっていました。
また、多くの参加者の皆さんが利用された個別相談ブースでは、「応募に向けたキャリアの方向性」や「自分は協力隊にどのような職種で参加できるのか」といった具体的な疑問や不安を相談されていました。経験豊富な進路相談役が一人ひとりの背景やスキルに応じたアドバイスを提供し、参加者の皆さんが自分の可能性をより明確にできるようサポートしていました。
JICA北陸で夜間に実施した説明会では、参加者の半数以上が学生で、若い世代から協力隊への関心が高まっていることを実感しました。大学を卒業後すぐに協力隊に参加した経験を持つ協力隊経験者が登壇し、参加のきっかけや現地の生活の様子など、写真や動画を交えて紹介しました。座談会では、制度や待遇、参加後のキャリアパスについての具体的な質問が飛び交い、経験者たちが丁寧に回答しました。JICA海外協力隊参加後のキャリアについての情報は、学生たちにとっても非常に有益であり、将来の選択肢を広げるきっかけとなることを期待しています。
秋募集説明会最後の会場となった福井では、セネガル、コスタリカに派遣されていた協力隊経験者が登壇。
それぞれの応募に至ったきっかけや訓練所での生活、現地での活動の様子などを話しました。
セネガルには「テランガ」というおもてなしの文化があり、現地の方々から受け入れてもらうことで活動を円滑に進められたというエピソードは、「自分の技術や経験を相手に与える自分発信のコミュニケーションで業務を進める」という参加者が抱く協力隊のイメージをガラリと変える言葉となりました。登壇した協力隊経験者と参加者の距離が近く、多くの話題に触れられるような会となりました!
現在はオンライン形式での募集説明会も開催されており、どこにいてもJICA海外協力隊の情報を得ることができます。
青年海外協力隊事務局では、「職種」や「帰国後のキャリア」など様々な疑問や不安に特化した説明会をオンラインで開催しています。
JICA北陸としては今回初めてオンライン募集説明会を開催し、北陸3県以外の方々もたくさんお話を聞きに来てくださいました。「キルギス⇔北陸⇔全国」をリアルタイムでつなげて、協力隊について考える場を作れたのは、私たちにとっても貴重な経験になりました。
応募を考えている方、JICA海外協力隊に興味・関心のある方はインターネットも活用して、情報を集めてみてください!
一方、募集説明会に登壇者として参加する隊員それぞれが、「応募に至ったきっかけ」、「現地で苦労したこと」、「2年間を通じて成長できたこと」など、たくさんのエピソードを持っています。会場に足を運んで直接話を聞いていただくことで、登壇者に気軽に質問することが出来ますし、会場には運営サポートとして協力隊経験者が多数おり、これらのエピソードを思う存分聞いて頂けます。その空間を味わえるのが、各県で開催されている募集説明会の魅力の1つです。
また会場には、同じ悩み・不安・疑問、あるいは期待を持った「同志」の皆さんがいらっしゃいます。一緒にお話をきいて、思いをぶつけて、解消できることもあるかと思います。
ぜひ 一歩踏み出して、各県の募集説明会にも足を運んでみてください!
次回は2026年春募集説明会でお会いましょう!
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