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文責:社会基盤部 塩谷稀一郎

新入職員国内OJTの一環として、富山市の都市政策について説明を伺い、関連施設を視察する機会を得ました。人口減少社会に対応した都市づくりや、防災・国際連携の取り組みを進める生の現場を体験する貴重な一日となりました。

外国人住民を含めた地域防災を考える防災ワークショップ

最初に訪れた富山防災危機管理センターでは、「共創の未来とやま 多文化災害訓練カードゲームワークショップ」(委託先:株式会社プロジェクトデザイン)の体験会に参加しました。このワークショップでは、多様な文化的背景を持つ人々が災害時にどのように行動し、協力していくかをカードゲーム形式で学びました。外国人住民を含めた地域防災や、平時からのコミュニケーションの重要性について理解を深めることができました。

多文化災害訓練カードゲームの体験会の様子

公共交通を軸としたコンパクトシティ政策

その後、富山市役所にて富山市の都市政策についてお話を伺いました。富山市では、生産年齢人口の減少に加え、自動車依存度の高さや除雪などの都市管理コストの増加といった課題を背景に、公共交通を軸としたコンパクトシティ政策を推進しています。

LRT(Light Rail Transit)の整備や路線の見直し、鉄道駅との接続強化などにより、地域住民や観光客の利便性向上が図られ、公共交通利用の増加や市内の回遊性向上につながっています。また、中心市街地では、居住支援や公共空間の整備、イベントの開催などにより、にぎわいの創出が進められています。

一方で、自動車中心の生活スタイルは依然として根強く、中心部における都市機能のさらなる充実が今後の課題とされています。このため富山市では、今ある町の魅力を生かしながら、市民の交流を活性させようと魅力ある都市空間の創出を進めています。

雪や雨の日にも賑わいを。屋根付きのイベントスペース「グランドプラザ」

LRT乗車とまちなか視察

ヒアリング後には、実際にLRTに乗車し、富山駅周辺から中心市街地へ移動しながら視察を行いました。車窓からは公共交通を軸としたまちづくりの様子を体感することができ、利便性の高い交通環境が整備されていることを実感しました。

また、TOYAMAキラリや環水公園などを訪れ、交流拠点や公共空間の整備状況も見学しました。これらの施設はいずれも人の流れやにぎわいを生み出す重要な役割を担っており、富山市の政策が実際の都市空間として具現化されていることを学ぶことができました。

富山市のLRT

今回の視察を通じて、富山市のまちづくりは都市構造の整備にとどまらず、人々の行動や意識の変化まで見据えた取り組みであると感じました。人口減少社会における持続可能な都市のあり方について、多くの示唆を得る貴重な機会となりました。

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