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<ミニ展示>コーヒーが結んだ日系人と日本

掲載日:2025.10.22

イベント |

2025年は日本・ブラジル外交樹立130周年!

<ミニ展示>コーヒーが結んだ日系人と日本

※本展示は2019年6月29日~10月6日に開催した同名の企画展示の一部を展示しています。

日本とブラジルの外交関係は、1895年11月5日、フランスのパリで「日伯修好通商航海条約」(「日本国及伯剌西爾合衆国間修好通商航海条約」)が調印されたときから始まりました。2025年は日本とブラジルの間で正式な外交関係が結ばれてから130周年の節目の年です。
1908年6月18日に第一回契約移民781名を乗せた笠戸丸がブラジルに到着して以降、戦前戦後を通じて約26万人の日本人が渡りました。その子孫である日系人は現在約270万人いるといわれ、日本とブラジルの関係において、とても重要な役割を担っています。

ブラジルと言えば、コーヒーが有名ですが、日本におけるコーヒー普及は日本人移民と密接な関係がありました。前出の第一回ブラジル移民と共にブラジルへ渡った移民会社社長の水野龍は、自身がブラジルに送り込んだ移民が生産に携わっているコーヒーを日本で宣伝普及し、コーヒーを飲む習慣を根付かせることができれば、移民の応援になるのではないかと考え、1910年にサンパウロ州政府から無償で提供されたコーヒー豆を活用して「カフェーパウリスタ」を全国に展開しました。このように、コーヒーと日本人移民は切り離すことのできない歴史があります。

外交樹立130年という節目に、改めてコーヒーが結んだ日本と日系社会、そしてブラジルの関係について紹介します。

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