学術研究プロジェクトによるWebinar「移民と疾病」

掲載日:2021.02.26

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学術研究プロジェクト「転換期における移住と日系社会の変容(1920~1950年代)」の活動成果報告の一つとして、南北米における移民の入国管理体制の形成過程と疾病の関係について、比嘉マルセーロさんの実証研究を基調報告に据えたWebinarが実施されました。比嘉報告に対しては、メキシコにおける国家の近代化と日本人移民の医療分野における貢献、当時の多国間関係、近代国家形成と国民形成、科学と健康等々、さまざまな視角からのコメントが加えられ、日本人の海外移住にかかわる学術研究が持ちうる多様な可能性が示されるとともに、私たちが現在置かれている現実を考えてゆく上でも、多くの示唆が与えられました。Webinarには86名もの参加者が集まり、盛況のうちに報告会を終えました。

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