オンライン座談会「パラグアイの日系社会を知る-現地の若手・中堅世代が語るイグアス移住地の姿-」~20:30

掲載日:2022.11.25

イベント |

パラグアイ東部のイグアス移住地(1961年開設)と日本をオンラインでつなぎ、現地の日系二世・三世、日本在住の日系二世、地元の非日系の方、計6人による座談会を開催しました。「日本文化・日本語の継承」、「雇用と産業」、「世代交代・地域社会の融合」の3テーマで様々な意見が述べられました。

日系ではない住民にも日本文化や日本語の魅力を大事にしたいという思いがあること、"夏盆フィエスタ"など市をあげた大イベントに住民が力をあわせていること、時差を利用した日本とのリモートビジネスが始まっていることや、農業の付加価値化と共に観光など他産業の導入に雇用や産業振興の可能性を見出し具体的な取組が始まっていること、イグアスには日系だけでなくドイツ系、ブラジル系、先住民族を含めた多文化共存の魅力があること、将来はパラグアイの資源を生かした機能性食品等の開発の可能性もあること、等々、話題は多岐に及びました。若手・中堅世代がコミュニティーの魅力を語り、町の発展に意欲的に取組む様子は、日本の視聴者や現地からの参加者にとって、興味深く参考になる内容だったのではないでしょうか。

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事前に登壇者の一人からいただいたメッセージ:「私達、日系人一人一人が誇りに思うパラグアイと日本。それをどう子供達に伝えて行くのか?きっとその先に誇れる日系社会の未来があるのではないでしょうか?」日系社会の未来を考えるにあたり大切なメッセージだと思いました。

また、今回は、日系社会研修の実施団体である群馬県のNPO「自然塾寺子屋」の森栄梨子事務局長にファシリテーターを担当していただいた他、日ごろよりパラグアイの日系社会との農村ベースでの交流や支援を継続していただいている群馬県甘楽町の茂原町長が飛び入りで応援参加してくださいました。厚く御礼申し上げます。

なお、本イベントはパラグアイ日系・日本人会連合会が後援し、イグアス日本人会、イグアス農協はじめ各関係団体に多大なご協力をいただき、おかげ様で現地からの参加を含め177名の参加者を得ました。

本公開講座はYoutube上で公開しております。ご参加いただけなかった方は、以下リンクよりぜひご覧ください。