ミニ展示「紀州魂ここにあり!世界で活躍する和歌山移民」 開催報告

掲載日:2023.11.28

イベント |

開催期間: 2023年9月2日(土)~11月12日(日)

2023年10月に和歌山県で開催された「第2回和歌山県人会世界大会」に合わせ、和歌山移民に焦点を当てたミニ展示を開催しました。和歌山観光PRシンボルキャラクター“わかぱん”をナビゲーターとして、なぜ和歌山県が全国で6番目に移民が多いのか、それぞれの移住先で信念と情熱を持って生きた人々の足跡をご紹介しました。
今回展示した、松原移民*第一陣としてブラジルへ渡った冨家修さんの移住当時の日記は、神戸の移住あっせん所での生活、乗船準備、船旅の思い出、移住地までの道のりなどが克明に記されている貴重な資料で、熱心にご覧になる方が多く見受けられました。
また、和歌山県人会世界大会に合わせて来日されていた、メキシコ、ペルー、ブラジルの和歌山県人会のみなさまも、横浜まで足をお運びいただき、展示をご見学いただきました。
 来館者からは「故郷和歌山の移民の歴史を知ることができた」「中南米の和歌山県人会が和歌山で集まり世界大会をしていること、和歌山県との強いつながりを知ることができた」などの感想をいただきました。

*松原移民:1952年、和歌山県出身の松原安太郎が、ブラジルのヴァルガス大統領と交渉して許可を得た4千家族の移民枠のこと。戦後、日本の海外移住再開へ道を開いたものとして知られる。

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冨家修さんの移住当時の日記

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会場の様子