jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

館内展示

JICAきゅうしゅう地球ひろばでは、様々な館内展示をお楽しみいただけます。

・常設展:「SDGsを体験しながら学ぶ」
・企画展

■常設展

SDGsを体験しながら学べるコーナーです。

展示物

SDGsパネル

 世界の様々な国のSDGsの達成状況を信号機の色に見立てて学べます。青色は「頑張りました」(達成状況良好)、赤色は「もっと頑張りましょう」(達成状況悪い)、黄色は「まだまだイケます」(=青色と赤色の中間)で、複数の段階で表示します。

学び方
 SDGsパネルの手元に様々な国のカードが用意されています。カードをひとつ選んで、SDGsボックスの差込口に入れます。すると、パネル上のSDGsの各ゴールが様々な色に点灯します。
 別の国のカードを差し込むと、国によって点灯する色の違いを学べます。様々な国のカードを差し込み、国ごとに青色、黄色、赤色など色ごとの数を数えてみましょう。
 次のようなことを考えてみると、さらに学びが深められます。
・日本はどうですか。
・何故国によって色の数に違いがあるのでしょうか。
・世界の国のカテゴリーによって傾向があるのでしょうか。それはどのような傾向でしょうか。そもそも世界の国にはどのようなカテゴリーに分けられるのでしょうか。(例:各国の所得水準、地理的条件、経済構造など)
・信号機の青色に近いSDGsのゴールを増やすためにはどうすれば良いでしょか。
・そのために私たちが出来ることはありますか。

SDGsボックス

 SDGsにまつわるエピソードを紹介するボックスです。SDGsの各ゴールを分かりやすく解説してくれます。各ゴールには質問が書かれているので、それを解いてみましょう。

学び方
 例えば、ゴール1(世界中のあらゆる形の貧困を終わらせる)の場合、児童福祉や失業保険、国民保険など公的サービスを受けられる人は低所得国では20人中何人でしょうか。そろばんのような箱を「ここに置いてみよう!」に置くと、答え合わせが出来ます。それ以外のゴールの箱の扉を開くとゴールの解説が出てきます。
 各ゴールの解説とそこに書いてある質問をみて、世界の国がどのような状況にあるかを一緒に考えてみましょう。何人かのお友達できている場合、お友達同士で答え合わせをするのも楽しいと思います
 日本のように便利な環境が整っている国ばかりではありません。例えば、トイレ。トイレに行きたくなったらどうしますか。日本と途上国では違うかもしれません。是非体験してみましょう。

SDGsカードゲーム

 機械(ホワイトボックス)との未来感覚でSDGsを学べます。

学び方
 ホワイトボックスの脇においてあるラックからカードをひとつ選びます。カードの裏面のAの欄に書いてある問題を確認してから、画面の下に挿し込みます。すると、画面にAの質問の答えるためのヒントが表示されるので、それをカードに書き込みます。Aの問題にBを掛け合わせることでどのような解決策があるかを考えてみましょう。

SDGsクイズ(選択式)

SDGsの各ゴールについて、クイズ形式で学べます。

学び方
 先ず、どれか好きなゴールを選びます。例えば、ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)では、クイズとして「アメリカでは一日に約600リットルの水を使います。では、アフリカの国・マリではどれ位?」が出されています。答えを「A:300リットル B:100リットル C:10リットル」の中から一つ選びます。いくつかのゴールを試してみましょう。
 ポイントは途上国の現実を数字で捉えることです。私たちは途上国の状況を感覚的になんとなく理解しているだけかもしれません。先ず、いくつかの選択肢の中から正解を考えましょう。次に得られた解答をみて、想像していたよりも良い数字だったか、悪い数字だったかを考えてみましょう。日本や皆さんが関心のある国の数字と比較してもみるとさらに楽しめます。

■企画展

 そのときのホットな話題を取り上げます。年間を通じて、2~3回程度、変更します。2024年度の例でいえば、4月から8月が「食と栄養」、8月から12月が「スポーツの力で世界を元気に」、12月から「サステナブルなやさしい観光」を取り上げています。
 次のようなことを考えてみると、さらに学びが深められます。
・途上国の開発課題で現在ホットなトピックは何でしょうか。
・何故このタイミングでこのトピックが取り上げられているのでしょうか。
・このトピックに取り組むことで、途上国の社会や経済はどのように変化しうるのでしょうか。
・このトピックで身近な事例はありますか。日本でも途上国でも人々の社会や経済が抱える問題は似ている部分があるものです。身近な問題に置き換えることで、途上国の問題をよりよく理解できます。

■展示中の企画展

・「サステブルなやさしい観光」 2024年12月4日から2025年4月9日まで
・TOTOミュージアム提供ポスター展示(「世界水の日」記念) 2024年11月19日から

企画展「サステナブルなやさしい観光」

■展示期間:2024年12月4日から2025年4月9日まで

■主な内容:多くの国や地域において、観光セクターは経済成長や雇用機会創出の牽引役として大きな期待を集める分野となっています。
JICAは、観光自体を質の高い成長の「目的」ではなく、有効な「手段」として位置づけ、多様な関係者の力を集結しながら経済、社会、環境面の課題に総合的に取り組む「地域経営」の実践により、各地域が自律的な成長を確保することを支援しています。

■主な展示物
・観光とSDGs
・JICAの取組み紹介 
・JICA海外協力隊「地域輝かせ隊」の紹介
・サステナブルな観光への取組み(世界)
・サステナブルな観光への取組み(日本・九州)
・世界の観光地
・世界のお土産展示
・世界の絵葉書
・「JICAスタッフの推し観光地」

こちらもご覧ください

サステナブルなやさしい観光

世界の持続可能な観光地と推し観光地

関連リンク:

TOTOミュージアム提供 ポスター展示

■展示期間
2024年11月19日から

■主な内容
11月10日は日本国内の「トイレの日」、11月19日は世界保健機関(WHO)が定める「世界の水の日」です。TOTO株式会社(本社所在地:北九州市小倉北区)は創業が1917年の所謂百年企業。長年、トイレなどの衛生陶器や腰掛便器用シート(ウォシュレットなど)で親しまれてきました。
このたび、日本及び世界の「水の日」を記念し、TOTO株式会社が創設しているTOTOミュージアムのご協力を得て、持続的な開発のための水や衛生の重要性に関するポスターを展示することになりました。トイレを含む衛生施設の近代化は節水を通じて、地球の気候変動にも貢献するもので、トイレを通じて、身の回りの生活や地球規模の課題に対する学びを深められます。また、様々なアクターが織りなして関わり、課題解決への挑戦が行われていることへの気づきを得られます。

■主な展示物
・限りある水資源を守る、未来へつなぐ(例:地球上の人々が生活で利用可能な水資源の量、技術開発を通じた洗浄水量の節水)
・地域社会と共に、持続的発展を目指す(例:地域の一員として地域に根差した継続的な活動支援)

関連リンク:

■世界を巡るエリア(仮称)

2024年12月16日、ソフトオープンしました。JICA九州には世界各地の留学生や短期技術研修員から様々な品々が届きます。「世界を巡るエリア(仮称)」はそれらを活用したもので、九州地方の皆様にベトナムの刺繍絵やエジプトのツタンカーメンの置物、各地の人形や楽器など、世界各地の貴重なものをご覧いただけるよう陳列しています。

コリドーに陳列される世界各地の品々

ベトナムの刺繍絵

ベトナムの赤色の水牛

モンゴルの陶器製の馬像と将棋の駒とフエルト盤の将棋盤

ツタンカーメン

アフリカの雑貨類

南米パラグアイとペルーの人形

世界各地の楽器(右から打楽器、縦笛、太鼓など)