<イベント報告・佐賀>佐賀でJICA海外協力隊ナビ(2020年度第9回目)を開催しました!
2021.01.26
2021年1月16日(土)、佐賀県国際交流協会FacebookにてJICA海外協力隊ナビをオンライン開催しました。
通常毎月第3日曜日に開催するJICA海外協力隊ナビでは、協力隊経験者による活動報告やワークショップ、世界の現状や世界が抱える課題を知るドキュメンタリー映画上映などを実施しています。
2020年度9回目のJICA海外協力隊ナビは新型コロナウィルスの影響を受け、先月に引き続きオンライン開催とし、帰国隊員による活動報告を行いました。
今回の発表者は、南米ペルーに司書隊員として派遣されていた一時帰国隊員の方をゲストにお迎えしました。
まず、ご自身がJICA海外協力隊に参加された際の応募理由をお話頂き、その後派遣国ペルーの地理や天気、料理、文化等を紹介して頂きました。その中で、「自分が周囲の人々にペルーの話をする際に『ペルーはほとんど日本だった』と話します。」と仰られ、その背景として日系移民について説明されました。国と国との契約により契約移民として、日本からペルーへ移住された日本人の方々が、日本の文化を懐かしみ、現地で忘れないよう行われてきた文化イベントが、現在まで受け継がれていると、『Bonenkai』と垂れ幕に書かれたパーティーの様子を写した写真を見せながらお話されました。
活動先はペルー日系人協会、日秘文化会館内の図書館。8割が日本語の本で、ほとんどが移住や文化に関するものだったそうです。図書館の本には書籍番号がふられていますがその番号がバラバラであったり、児童書でも児童が届かない高さの棚に置かれていたりと探しにくい配置であったものを整理整頓する活動をされました。その他にも、書庫の蔵書点検や、折り紙や紙相撲などの日本文化紹介なども実施されました。
任期途中の2020年3月に新型コロナウィルスの感染拡大により一時帰国となりましたが、2021年7月までの任期中、自身の再派遣に備え、スペイン語や一時帰国隊員向けの講座を受けるなどして過ごし、自己研鑽に励まれているそうです。
最後に横浜に建てられているリマちゃん、ペルーに建てられている桜ちゃんという姉妹の銅像をご紹介頂き、その二人の銅像と握手されたゲストさんは遠く離れた姉妹を繋ぐことが出来ように思うと話され、ご自身も任期最後まで協力隊員として二か国を繋ぐ活動が出来ればと話されました。
このように、間接的ではあるものの、オンラインで活動報告を実施することで、隊員の方の素晴らしい体験や、得られた学びを多くの皆様に共有出来ることを大変嬉しく思います。今後も、オンラインでのイベント実施を引き続き行っていく事で、地域を越えた交流に繋がっていければと思います。
JICA海外協力隊ナビを通して、海外協力隊について知って頂くだけでなく、私たちが住む世界・地球のこと、これからの私たちの未来について考えることができ様々な可能性や選択肢を発見できれば幸いです。
ご試聴頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
次回のJICA海外協力隊ナビは、2月21日(日)10時~11時を予定しています。次回もオンラインでの開催を予定していますので、ぜひ次回もご覧下さい。
オンライン活動報告の様子
リマちゃん・桜ちゃん姉妹
質疑応答の様子(1)
質疑応答の様子(2)
佐賀のJICA海外協力隊ナビは、毎月第3日曜日10時開催です。
【お問い合わせ】
JICAデスク佐賀 武田
TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp
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