JICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」(2021年度第7 回目)が放送されました!@佐賀
2021.09.13
9月1日(水)19時から、佐賀のコミュニティラジオ「えびすFM」にてJICA海外協力隊広報番組「Jump to the World」の2021年度第7回目が放送されました。今回も新型コロナウィルス感染防止策としてアクリル板、マスク着用、手指消毒対応で放送に臨みました。
ラジオ放送日である9月1日は「防災の日」でした。番組冒頭で先日の豪雨災害について触れました。この度の豪雨災害に際し、全国の200名を超える方々から、佐賀県海外協力協会(佐賀県JICA海外協力隊OB会)を通し、被災地の方々へ清掃に使用するタオルをご支援頂き、沢山の応援の言葉が届きました。佐賀へ心を寄せて頂いた皆様、誠にありがとうございました。パーソナリティ黒岩さんの職場、佐賀県国際交流協会でも災害時多言語支援センターが立ち上がり、災害時の多言語発信が行われました。また、OB会会長の鶴田さんは週末に武雄に赴き災害ボランティアとして活動されています。我々も佐賀に住むいち県民として、佐賀が辿る復興への道を見守ってまいります。そして、この度被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
9月1日参加メンバーで”J”のポーズ。
さて、今月のメッセージテーマは、JICA海外協力隊の「活動一年目」に関してでした。番組中1名からメッセージが届いたエピソードをご紹介します。パーソナリティもそれぞれ、活動一年目という事で苦労した経験が思い起こされます。元ボリビア隊員のカルロスさんからは、言語での苦労をご紹介頂きました。算数指導の改善が主なミッションだったカルロスさん。最初は分母,台形,かけ算…単語だけでもスペイン語でなんて言うのか分からない。さらに、授業の際や現地の教師たちへ指導する際に必要な会話力も必要。そこに訪れた長い夏休みに、まずは語学力を上げようと色々頑張られました。夏休み前に先生方にアンケートを実施してそれを読み解き、ホームステイ先の家族に、昼食後スピーチを聞いてもらう。街角でとにかく人に話しかけ、腕時計を外して、道行く人に「ケ オラ ティエネ?(今,何時ですか?)」。そうこうしているうちに、夏休みが明けたら学校で研修会を開いて欲しいと言ってくれる校長が現れ、徐々に活動を軌道に乗せる事が出来たとの事でした。久しぶりに隊員報告書を読み返し、若き日の自分が懐かしいです。とメッセージ頂きました。
次に、ザンビアへ再赴任された隊員の山本恵理さんによる現地レポート「月間えり」のコーナーへ。第4号レポートでは、山本さんの配属先のご紹介を頂きました。コロナ禍に於いて長い休校だった学校も再開し、ちょっとずつ元に戻ってきているようです。学校の制度や、日本とは違う登下校の風景、授業風景などご紹介頂きました。そしてレポートには、山本さんのクラスに在籍する生徒たちの様子も細かく描写されており、生徒の様子が思い浮かび、さも目の前にいるようでとても可愛いかったです。また最後には被災した佐賀県への想いやお気遣いの言葉を頂きました。
現地の今の様子を、草の根レベルで、尚且つ時差なく聞けるのは、協力隊の強みであると改めて感じます。山本さんの貴重なレポートを聞き、ザンビアに思いを馳せつつ、山本さんが残りの活動も頑張っていけるよう佐賀から引き続き応援していきます。
恒例の「世界の国歌コーナー」は、オリンピックに関連し、佐賀のホストタウン相手国であるタイ王国の国歌を流しました。
今回メッセージをいただいた皆さま、リスナーの皆さま、本当にありがとうございました。今回ご紹介出来なかったメッセージは次回ご紹介させて頂きます。
次回の放送予定は、2021年9月29日(水)19時-20時です。次回のメッセージテーマも「活動1年目」です。また、次回は国際協力NGOピースウィンズジャパン佐賀事務所にお勤めで、ベナンOVの浪瀨桂さんをゲストにお迎えします。次回もどうぞお聞き逃しなく!
【お問い合わせ】
JICAデスク佐賀 担当:武田
TEL:0952-25-7921 ((公財)佐賀県国際交流協会内)
Eメール:jicadpd-desk-sagaken@jica.go.jp
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