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鹿児島大学とJICA海外協力隊連携派遣に係る覚書を締結

2025.03.11

2025年3月10日(月)、鹿児島大学とJICA(国際協力機構)九州センターは、マダガスカル国でのコメの生産量増大を共同で進めるため、JICA海外協力隊の連携派遣に係る覚書を締結しました。署名式は、鹿児島大学の郡元キャンパスで開催され、鹿児島大学農学部から寺岡行雄学部長、JICA九州センターから後藤光所長が出席しました。

マダガスカルでは、主食であるコメの生産が人口の増加に追いついておらず、コメの生産性を上げることが課題となっています。この覚書に基づき、JICA海外協力隊として鹿児島大学の計13名(長期派遣3名、短期派遣10名)が今後5年間にわたりマダガスカルに派遣され、コメの生産量増大に向けた協力を行います。具体的には、現地で国立農村開発応用研究センター(FOFIFA)に所属し、FOFIFA研究者のスキルアップ、新たな稲作技術の導入、農家への支援などに従事します。第1陣として、2025年8月から1名が2年間派遣される予定です。

JICA九州センターの後藤所長は、「鹿児島大学と覚書を締結して、組織的に派遣するのはこれが3件目、農業分野では初めて。現地に派遣される学生さんはより安心して活動に専念できることから、鹿児島大学で学ばれた、稲作の技術や知見をしっかりと伝えていただきたい」と述べました。

覚書締結を機に、日本・マダガスカル両国社会の課題解決と成果の還元に向け、ともに取り組んでいきます。

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