アフリカのマダガスカルの鬼ごっこ「クバーラ」を国際協力出前講座で実施しました。@大分
2025.09.09
JICAのこと、アフリカのことを知ろう!
2025年8月21日(木)に、スモールワールド放課後児童クラブにて、アフリカのマダガスカルの鬼ごっこ「クバーラ」を、JICA国際協力出前講座で実施しました。
マダガスカルの鬼ごっこをすると聞いて、午前中の夏休みの宿題を終えた子どもたちが、身体を動かしたくてそわそわしています。
「クバーラ」はアフリカのマダガスカルで古くから伝わり親しまれてきた伝統的な遊びです。JICA海外協力隊でマダガスカルに赴任した隊員が「クバーラ」の遊びを持ち帰り、国際理解を目的とした授業で活用されています。特別な道具は必要なく、ルールもシンプルですが、作戦を立てて仲間と助け合いながらゴールを目指し「みんなと、協同して身体を使って遊ぶ」という体験が盛り込まれています。
アフリカのマダガスカルの鬼ごっこ「クバーラ」をまずはやってみよう!
「クバーラ」の試合開始です。緑色のビブスのチームが得点を狙います。
「クバーラ」を始める前に、国際協力推進員がアフリカクイズを出しました。これは、「クバーラ」のふるさとであるアフリカと、日本の生活とのつながりについて知ってもらうために行ったものです。子供たちは、「クバーラ」のふるさとであるマダガスカルからは、バニラアイスのバニラビーンズが輸入されていることを知ると、「え?バニラって、アフリカからきたものもあるの?」と、意外なつながりに驚いていました。
アフリカクイズの後は、お待ちかねの鬼ごっこ「クバーラ」の体験です。ルールを説明した後に、早速実践です。身体を使ってルールを確認しながらやってみると、得点するのが難しいことに気づきます。「どうやったら点が取れるのかな?」と、考え始めたところで「作戦会議をしたい!」と、自然に声が上がり、作戦タイムが設けられました。
その後は、チームごとに作戦を練りながら、チーム内の選手の役割分担や交代のタイミングなど、自分たちで考えて試合を進め、出前講座終了時間間際まで盛り上がりました。
黄色のビブスのチームが守り。緑のビブスのチームが得点を狙い攻めてきたら行く手を阻みタッチする、という鬼ごっこの鬼の役割をしています。
黄色のビブスのチームの守り(鬼)の隙を突いて、攻めの緑のビブスチームが走り抜け、得点を狙います。
この国際協力出前講座で、日本以外の国の事を学習し、身体を使って異文化を体験する一日となりました。参加した放課後児童クラブの小学生からは、「もっとしたかった」「小学校に来てやってほしい」との感想をいただきました。
27名の小学生にご参加いただきました。ありがとうございました。
JICAデスク大分 担当:渡邊
Tel:097-533-4021
E-Mail:jicadpd-desk-oitaken@jica.go.jp
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