福岡から世界へ!~アフリカ・マラウイでの2年間、地域とともに歩んだ公衆衛生の現場から~
2026.04.17
アフリカ南東部に位置し、「Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と呼ばれるマラウイ。その国で、2024年から2年間、公衆衛生隊員として活動した河本さんが帰国しました。
マラウイで河本さんは、「子どもたちの健やかな成長」を目指し、地域住民とともに栄養指導や学校での健康教育に取り組みました。
クッキングデモンストレーションでは、地元で手に入る食材を活かしながら、栄養バランスに配慮した日本のメニューを村のお母さん達と実践。小中学校では食生活や衛生習慣について、子どもたちと一緒に学びの場をつくりました。
日常生活を支えてくれた隣人さん達とお揃いのチテンジ布で
クッキングデモンストレーションを通じた栄養指導(日本のメニューを紹介)
また、医療サービスへのアクセス改善にも挑戦。村の廃屋を改修し、新たな診療所を開設するプロジェクトを、JICA海外協力隊・日本マラウイ協会・地域住民の三者協働で実施しました。これにより、これまで村では受けることができなかった妊産婦健診や、望まない妊娠を防ぐためのファミリープランニングケアが提供可能となりました。
遠隔地の村での手洗い指導
完成したヘルスポストで村のお母さん達へ健康教育
活動の中では、命に関わる場面に直面し、何もできない無力さを痛感したこともあったといいます。それでも、配属先のスタッフや村の人々に支えられ、任期を終えるまで活動を継続することができました。
ヘルスポストでの5歳未満児の体重測定
小学校での活動後にお礼を伝えに来てくれた生徒達と握手
「目の前の一人ひとりの顔と想いを受け止めながら、何が本当に届く支援なのかを考え続けた。お金やモノではなく、信頼関係を育むことこそ協力隊の価値だと感じた」と語る河本さん。
これからは職場に復帰し、企業だからこそできる国際協力や、NGO支援を私生活にも取り入れながら、日本でマラウイを知ってもらう機会をつくりたいと語っています。
JICAデスク福岡 担当:吉原(よしはら)
電話番号:090-7167-4219
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