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野球で世界をつなぐ―福岡ソフトバンクホークスとJICA、ウガンダ野球振興に向けたJICA海外協力隊(連携派遣)始動―

2026.07.06

日本で多くの人に親しまれてきた野球が、アフリカ・ウガンダの子どもたちの未来を育む力になる――。

JICAと福岡ソフトバンクホークスは7月4日、みずほPayPayドーム福岡で共同記者会見を開催し、ウガンダ共和国における野球振興と青少年育成を目的とした「JICA海外協力隊連携派遣」の始動を発表しました。

今回の連携では、ウガンダ野球ソフトボール協会を活動先として、野球技術の指導、現地指導者の育成、競技運営体制づくりなどに取り組みます。初回派遣者として、福岡ソフトバンクホークス関係者の魚地龍平さんが、7月下旬からウガンダで活動を開始する予定です。

魚地さんはこれまで、トレーナーとしての経験を積む中で、「スポーツを通じて世界へ挑戦したい」という思いを深めてきました。独立リーグ(旭川Be:Stars)で活動していた際に、ウガンダ出身選手と出会い、「ウガンダにも大きな可能性を秘めた選手がいる」と実感。同時に、「その可能性を伸ばすために、自分の経験を生かしてできることがあるのではないか」と考えるようになったことが、今回の挑戦につながったといいます。

記者会見で、福岡ソフトバンクホークスの嘉数駿 球団統括本部編成育成本部副本部長は、今回の連携の先に見据える未来について、「野球もサッカーのようなグローバルなスポーツになってほしい。世界での野球の価値を高めたい」と語りました。

また、JICA九州の若林所長は、ウガンダで野球を普及する意義について、「競技力向上だけではなく、野球を通じて、子どもたちや若者がルールや規律、チームワークを学び、地域で活躍する力を育むことも大切な目標だ」と述べました。さらに、日本人指導者との交流を通じて、日本への理解や親近感が深まり、将来の日・ウガンダ関係を支える人材の育成につながることにも期待を示しました。

この取り組みは、ホークスが培ってきた育成ノウハウと、JICAがウガンダで長年築いてきた現地ネットワーク、協力実績、そして現地に入り込んで活動するJICA海外協力隊制度を組み合わせることで、双方の強みを最大限に生かすものです。さらに、協力隊員が現地で得る経験や学びは、将来的に九州・福岡のスポーツ現場や教育現場、地域社会へ還元されることも期待されます。

一つのボールを追いかける時間が、子どもたちに仲間と協力する力を育み、日本とウガンダをつなぐ信頼のきっかけになる。JICAと福岡ソフトバンクホークスは、今後も連携しながら、スポーツの力を活かした国際協力と人づくりを推進していきます。

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