九州初!長崎大学とJICA海外協力隊連携派遣(科学技術協力隊)に関する覚書を締結 ~若手研究者がマレーシア・ボルネオでサルマラリア対策に挑む~
2026.10.02
2026年9月30日、JICA九州と長崎大学熱帯医学研究所は、マレーシア・サバ州における人獣共通マラリアの持続的な制御を目指し、JICA海外協力隊連携派遣(科学技術協力隊)に関する覚書を締結しました。科学技術協力隊に係る覚書の締結は、九州地域では初めてとなります。署名式には、金子 聰長崎大学熱帯医学研究所所長、金子 修教授、若林 基治JICA九州所長が出席しました。
今回の連携派遣では、長崎大学の若手研究者等をJICA海外協力隊として、マレーシア・サバ大学のボルネオ保健医療研究センターに派遣します。隊員は地域住民や現地研究者と協働しながら、地域の生活・文化・価値観に即した防蚊対策の検討や、マラリアの早期発見につながる受療行動(心身の不調を感じたときにとる行動)の調査などに取り組みます。
本連携派遣は、長崎大学熱帯医学研究所とマレーシア・サバ大学等が進める共同研究「統合的ワンヘルスアプローチによる人獣共通マラリアの持続的制御法の開発」(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS))(研究代表者:金子修教授(長崎大学熱帯医学研究所))と連動して実施されます。隊員が住民と研究者の橋渡し役となり、研究で得られた成果や知見を地域で活用・定着させることで、研究成果の社会実装を後押しすることが期待されます。
署名式で若林 基治JICA九州所長は、「本連携派遣は、長崎大学が有する研究力とJICA海外協力隊の現地に根差した協働の力を結び付け、課題解決に取り組む新たな国際協力の形」であると期待感を示しました。
今回の覚書締結を新たなスタートとして、JICA九州と長崎大学は、日本・マレーシア両国社会の課題解決と成果の還元に向け、ともに取り組んでいきます。