<イベント報告・大分>国際理解推進講座「ラオスでの出会いが教えてくれたこと ~世界と地域をつなぐ国際理解~」を開催しました
2026.10.13
2026年9月26日(土)、大分市荷揚複合公共施設において、国際理解推進講座「ラオスでの出会いが教えてくれたこと ~世界と地域をつなぐ国際理解~」を開催しました。本講座は、大分市民の国際化や異文化理解の推進を目的として、大分市国際課とJICAデスク大分が共同で毎年実施しているものです。
今回は、元JICA海外協力隊員であり、「グローカルおおの」代表の森美由紀さんを講師にお迎えしました。森さんは2014年から2年間、ラオスに看護師隊員として派遣され、帰国後は豊後大野市を中心に外国人住民と地域住民をつなぐ活動に取り組まれています。
講演では、ラオスへの派遣の経緯や現地での生活、看護師としての活動についてご紹介いただきました。森さんは、日本とラオスの価値観や文化の違いに戸惑いながらも、現地の人々との交流を通じて、「違いを知るだけでなく、その背景を理解しようとすることが国際理解につながる」と語られました。
特に印象的だったのは、ラオスでの暮らしの中で感じた人と人とのつながりの深さについてのお話です。言葉が十分に通じなくても食事に誘われたり、地域の人々に温かく受け入れられたりした経験から、「居場所は人との関係の中で生まれる」と実感されたそうです。
ラオスでの経験と地域での実践を語る森さん
また、帰国後には、外国人住民が増加する地域社会の現状を身近な問題として捉えるようになり、多文化共生の活動を始めた経緯についてもお話しいただきました。外国人住民に地域のルールを一方的に伝えるのではなく、日本人側も相手の文化や背景を理解することの大切さを具体的な事例を交えながら紹介されました。
『違いを知り、背景を理解する』ことの大切さを伝える
さらに、「外国人」という一括りの存在ではなく、「ベトナムの○○さん」「スリランカの○○さん」と、一人ひとりの顔と名前が見える関係を築くことが国際理解の第一歩であると強調されました。豊後大野市で実施している地域住民と外国人住民との交流活動や、多文化交流イベントの事例紹介では、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
53名が参加し熱心に耳を傾ける会場の様子
講演後の質疑応答では、ラオスの文化や医療事情、多文化共生の実践方法、グローカルおおのの活動などについて多数の質問が寄せられ、参加者が熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。当日は53名の方にご参加いただき、国際理解への関心の高さがうかがえました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
JICAデスク大分
Email:jicadpd-desk-oitaken@jica.go.jp
電話:097-533-4021