- トップページ
- 日本国内での取り組み
- JICA九州
- 「人」明日へのストーリー
- JICA九州 大学生インターン潜入レポート(3)
JICA海外協力隊発足60周年記念 協力隊OB・OG インタビュー
こんにちは!
JICA九州センター大学生インターンの中村有李です。
今年、JICA海外協力隊は1965年に初代隊員がラオスに派遣されてから、60周年を迎えます。これを記念して、過去に協力隊として活動された方々にインタビューさせていただきました!
今回インタビューさせていただいたのは?
馬道 彩さん
大学を卒業後、民間企業、NPOが運営する小学生対象の全日制スクールでの教員スタッフ経験を経て、2012年~2014年にザンビアに派遣。青少年活動の協力隊員として活動していました。現在は、JICA九州で企業連携課に所属し、勤務しています。
Q, 活動内容は?
A, 私は、地域のコミュニティスクールで活動していました。コミュニティスクールは公立学校に通えない子どもたちのために、地域の人々によって運営される学校です。はじめの仕事は、この学校のお金の管理でした。しかし、このままずっと日本からきた協力隊が管理するわけにはいかない、現地の人だけでこの学校を運営していかなければならないと思い、この仕事を現地の人に引き継ぐことにしました。
その後は、小学校1、2年生の英語と算数の授業を担当していました。学校のある地域にアジア人がいることは珍しく、子どもたちのアイドル的存在に!?とても楽しかったです。
ザンビアの生徒たち
鉛筆を忘れないようにシャツに紐で結ばれている男の子
Q, 活動中つらかったことは?
A, 活動中、ザンビアの人とのコミュニケーションに疲れてしまったことがありました。
道でかけられるアジア人をからかうような言葉、時間通りにいかない活動などが原因だったと思います。
1週間ほど部屋に引きこもり、一度日本に帰国することにしました。もう一回ザンビアに帰って活動していけるのか、、、そう悩んでいた時に友人との会話で気づかされたことがありました。
それは、観光では知ることができない、現地のより深いところまで知ることができたのだということです。これまで、趣味で海外を旅行したことはありましたが、長期の滞在は初めてでした。協力隊での活動を通して、ザンビアでの生活を通して、分かることがたくさんあったのです。
それからは、ストレスとの向き合い方のコツをつかんだ気がします。以前よりも、現地の人とうまく付き合えるようになりました。まさに、異文化を肌で感じた経験でした。
Q, 協力隊に参加してよかったですか?
A, はい!ぜひみんなに行ってほしい!!
協力隊としての時間は【「足るを知る」を知る2年間】だったと思います。今あるもので満足する、今の状況で楽しく生活するということをザンビアの人に教えてもらいました。
そして、協力隊に参加したことで、これまで出会うことのなかった様々な人に出会うことができました。
今回インタビューさせていただいた馬道彩さん、ご協力いただきありがとうございました。
JICA海外協力隊2025年度秋募集
\9月12日~10月14日/
JICA九州のSNSでは、さまざまなイベントについて発信しています。
scroll