沖縄県職員@サモアからの現地レポート!!   サモアの浄水場や水質事情は?

2023.08.15

「沖縄連携によるサモア水道公社維持管理能力強化プロ ジェクト フェーズ2」の短期専門家として、沖縄県企業局の比嘉さん、小橋川さんが、7月21日からサモアへ渡航し、水質管理、浄水場管理における技術指導を約1か月間行っています。

現在サモアで技術指導されているお二人が、現地の活動についてインタビューに答えてくれました。
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Q.お二人ともサモアは初めてということで、率直に、、いかがでしょうか?居心地はどうでしょうか。
A.(比嘉)沖縄と同じように過ごせています。暑いのが苦手なので扇風機やクーラーをつけてしまいます。
A.(小橋川)初めての海外ということもあり、最初はご飯が合わずにお腹を壊したり、風邪をひいたりしてしまいました。(笑)しかし、サモアにはたくさんいい人がおり、気候も朝と夜は沖縄より涼しかったりと、来てよかったと感じています!

Q.今回「水質管理」と「浄水場管理」という分野で活動いただいております。沖縄と比べ水質事情・浄水場の事情にはどんな課題がある(どうすればよくなる)と考えますか?
A.(比嘉)水質管理の課題は浄水場との連携だと思います。5つある緩速ろ過池(浄水をするための水槽)が1つしか動いていない、塩素を入れるポンプが1つも無い、など、浄水場の課題が水質に影響を及ぼすことを意識して動くことが必要なのですが、対応がされていないようです。(^^;)まあ、水源がきれいなので水質的に問題なかったりもしますが、、
A.(小橋川)浄水場については、初めて見たときは驚きました。基本的に1人で1つの浄水場を管理している状態で、上司の方も浄水場の状況(塩素注入ポンプがすべて無い等…)を把握しきれていませんでした。現状、かなりぎりぎりの状態で浄水場が動いているので、危機管理マニュアルのようなものが必要なのかなと感じました。

Q.活動をしていて、難しいなと感じることを教えてください。
A.(小橋川)個人的には英語ができないでのコミュニケーションが難しいです…。そのほかには、浄水場に行っても管理人がおらず、浄水場が無人になっていたりすることも課題と感じています。

Q.残りの活動期間もあと2週間程度となりました。残り期間でどのようなことをしていきたいでしょうか。
A.(比嘉)ここまでいろいろな情報収集をしましたので、残りの期間はこれをまとめて、SWA(サモア水道公社)職員と共有したいと考えています。
A.(小橋川)浄水場を何回か訪れ、様々な状況がわかりました。なので、残りの期間は、 SWA管理職の方に現状の把握してもらえるよう資料をまとめ、提案を行っていけたらと思います。

比嘉さん、小橋川さんは、8月下旬まで活動される予定です。

自然豊かなサモアで活動しています!

サバイイ島の浄水場状況視察

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