JICA海外研修員 南部バスツアーで「平和」を考える

2024.06.24

JICA沖縄では、来沖した研修員に沖縄の歴史・文化を紹介するため、年に数回バスツアーを実施しています。

今回は、慰霊の日を前に、沖縄戦についての理解を深めるツアーを6月16日(日)に実施しました。沖縄センターに滞在中のJICA海外研修員16人と、職員研修で来沖したJICA新人職員4人が参加しました。

訪問先1:平和祈念公園、沖縄県平和祈念資料館
公園内を学芸員さんによる解説を聞きながら巡り、沖縄戦について学びました。平和の火を中心に、平和の思いが波のように広がるイメージで公園が設計されていることや、平和の礎に沖縄県民、県外日本人だけでなく、当時敵対していた外国人戦没者の名前も記されていることに驚いていました。多くの尊い命が奪われたこの地で、沖縄の人々が敵味方の区別なく、全戦没者の慰霊を続けていることに感銘を受けました。

過去の戦争について学ぶとともに、今なお無くならない戦争にも思いをはせ、平和の尊さを考える貴重なツアーとなりました。

訪問先2:おきなわワールド・玉泉洞
午後は趣向を変えて、沖縄の自然や文化に触れるツアーとして、おきなわワールドを訪れました。玉泉洞は30万年もの時間をかけて自然が作り出した、全長5,000mの鍾乳洞です。地上の暑さに比べ、鍾乳洞内の平均気温は21度と、ひんやりとした鍾乳洞890mをじっくり見学し、自然の造形美を堪能しました。
そのほか、移設された古民家や、植物園、躍動感あふれるスーパーエイサー演舞など“おきなわ”を満喫しました。

平和の火 沖縄を中心に平和の波紋が広がる

平和の礎 敵味方分け隔てなく戦没者名が記されています

沖縄県平和祈念資料館見学後自らアンケーに回答する研修員たち

平和祈念公園にて集合写真

おきなわワールドにて集合写真

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