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「食べて知る国際理解」OIC食堂監修の給食を浦添市内の保育所で提供!-初回にJICA研修員と園児の交流会も-

2025.07.16

JICA沖縄では、来日するJICA研修員と市民の皆さまとの交流も様々な形で実施しています。このたび、浦添市とJICA沖縄が連携し、市内の保育所およびこども園(計66施設)の給食に世界の国々の料理を提供する取り組みをはじめました。

JICA沖縄にはOIC食堂が併設されています。県内で行われる研修コースに参加するために世界90ヶ国以上から研修員が訪れており、OIC食堂は世界各国の料理を提供しています。ランチタイムを中心に一般の方々にも開放し、世界の味を楽しんでいただいています。

このたび浦添市との連携のもと、子どもたちに食を通じて国際理解を深めてもらうきっかけにしようと、OIC食堂が監修した世界各国の料理を市内の保育所などの給食で提供することとなりました。

この取組みの初日となる7月8日、大平保育所をJICA研修員9名が訪れ、園児と一緒に給食を味わった他、様々な交流をして楽しみました。
研修員は、西アフリカのコートジボワールで母子保健行政に携わる行政官たちです。JICA沖縄での講義や視察時には真剣な表情で議論を交わしていますが、この日は園児との交流に表情を和らげ、園児も遠い外国からの訪問者を温かく、一人一人が手にした国旗を振って賑やかに迎えてくれました。

研修員は、食事の前に自己紹介と国・文化の紹介をし、園児たちは地球儀を見ながらコートジボワールの場所を知り、その遠さに驚いていました。また、研修員から公用語であるフランス語の挨拶も教えて、園児たちも大きな声で復唱して、異文化交流を楽しんでいました。
園児たちからは、沖縄の踊りを披露してもらい、研修員が感謝の気持ちを込めて当初の予定になかった自国の手遊びを紹介するなど、そこに居る全員が幸せな気持ちになるような賑やかな交流が行われました。

その後、今回の給食メニューであるトルコのオルマンケバブ(肉じゃがに似た料理)を、JICAスタッフによるトルコの紹介を聞きながら、園児たちと研修員が同じテーブルを囲んで一緒に食べ、五感にも楽しい国際交流となりました。

浦添市と連携した、給食での世界各国料理の提供は、今後も継続的に行う予定です。

【OIC食堂について】
OIC食堂は1985年のJICA沖縄設立以来の歴史があり、 当初はJICA職員や開発途上国から受け入れている研修員向けの食堂でしたが、約10年前に一般市民向けにも開放しました。 2015年には「ムスリムフレンドリー」認証を取得しました。110カ国からなる300種類のレシピがあり、世界各国の料理を日替わりと週替わりで提供しています。

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【今回参加した研修員について】
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