JICA沖縄・浦添市立図書館40周年記念「せかいのおはなし会」を開催しました(開催報告12月16日)
2025.12.16
12月13日(土)、絵本を通して地域の方とJICA研修員が交流する「せかいのおはなし会~浦添市立図書館とJICA沖縄は40周年だよ!スペシャル」を浦添市立図書館の2階視聴覚室で開催しました。このイベントは、JICA沖縄と浦添市立図書館がともに40周年を迎えたことを記念し、これまでよりも規模を拡大して、4カ国5名の研修員に参加してもらいました。
浦添市立図書館の職員による手遊びのあと、研修員がネイティブ言語で自己紹介。聞いたことのない言語で話す研修員に「何て言ったの?」と子ども達みんなで聞きます。すると、研修員は日本語で名前と出身国を答える!という言葉のキャッチボールで子ども達を引き込みます。各国紹介の場面では、ジェイさんからのフィリピンの国旗の話がお母さん達の興味を引きました。フィリピンの国旗は青色が上にある時は「平和」、逆に赤が上の時は「戦争」状態という、一つの国旗で2つ状況を表現する珍しい国旗です。
さて、いよいよ絵本の読み聞かせの始まりです。
1冊目は、絵本「ぞうくんのさんぽ」-ぞうくんが散歩の途中で出会う友達(かばくんやわにくん)を次々と背中に乗せて歩くお話です。フィリピンのジェイさんがタガログ語でぞうさん、アルジェリアのサミーさんがキャビル語でお友達の動物をそれぞれ担当。聞きなれない言葉に子供達は興味津々です。
2冊目の絵本は「Dear Zoo ~おとどけものです。」。動物園の贈り物として、いろんな動物が登場。日本語の語りに、パキスタンのイサンさんがウルドゥ語で追いかけます。
そして、みなさんが気になっていた5人の研修員の民族衣装。それぞれの素材やパーツの意味などを教えてもらいました。
最後は、タガログ語、キャビル語、ウルドゥ語、シンハラ語、アラビア語で、「ありがとう」の発音を教えてもらって、みんなで一緒に練習! さらに、ホワイトボードにそれぞれ言葉で「ありがとう!」を書いてもらいました。ウルドゥ語とアラビア語は右から左に文字を書いていくという...なんとも不思議な感じでした。
ありがとう!(日本語)
サラマッポ!(タガログ語)
タネンメェルト!(キャビル語)
シュクリヤ(ウルドゥー語)
ストゥーティ!(シンハラ語)
シュクラン!(アラビア語)
おはなし会の後は交流の時間。研修員からの子ども達へのプレゼントは、それぞれの言葉で「ありがとう」が書かれたステッカー。子ども達は5枚のステッカーを集めるのに一生懸命でした。
参加者、研修員ともに、とても楽しい時間を過ごすことができました。
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