石狩管内教育研究会 国際理解教育部会にて出前講座を行いました!
2025.09.18
「アクションカードゲーム“X(クロス)”」
9月2日(火)に江別第二小学校で開催された石狩管内教育研究会、国際理解教育部会にて、金沢工業大学SDGs推進センター(KIT)の「アクションカードゲーム“X(クロス)”」という国際理解教育の教材や、JICA北海道の取組みなどを教職員の皆様に紹介させていただきました。
まずは、アイスブレイクを兼ねて4~6人のグループを作り、グループ内で自己紹介を行いました。
自己紹介では、国際理解に関わる3つのエピソードをお話してもらいます。
ただし、3つのエピソードのうち1つは嘘。
自己紹介を聞いている人たちはどのエピソードが嘘か考えながら紹介を聞きます。
みなさん、とても上手に嘘のエピソードを織り交ぜており、大変盛り上がりました。
次に金沢工業大学SDGs推進センター(KIT)が開発した教材についていくつかご紹介させていただいたあと、今回、国際理解教育部会の参加者に実際に取り組んでいただく「アクションカードゲーム“X(クロス)”」の説明を行いました。
「アクションカードゲーム“X(クロス)”」はSDGsの17個の目標に沿ったトレードオフの解消を目指すゲームです。
※トレードオフ…何かを得た際に何かを犠牲にすること。
例)環境のためにエアコンを使わないようにしたら、熱中症になりかけた。
トレードオフカードに書かれている課題に対して、配られたリソースカード(課題解決のための資源カード)を使って、課題解決のアイディアを考え、グループでどのように解決をするか話し合います。
クロスに取組む様子
みなさん、数少ないリソースカードを使い、いろいろなアイディアで課題解決の意見を出していました。参加した先生たちから、「否定しないというルール、答えがないゲーム内容のため、自分の意見を言いやすい。発言する自信がついた。」
「一見、トレードオフカードと関係ないようなリソースカードでも、考え方や使い方で良い課題解決に役立てることができ、面白い。」
「課題に対して、どうやって解決するかだけではなく、どうしてこの課題が生まれたのかを考えることもでき、多角的な視点で考える機会となった。」など、クロスについて前向きな意見・感想をいただきました。
JICAの取組みを紹介
また、JICA北海道の取組みと事業をご紹介させていただきました。5月末に開催した「日本・アフリカ・ユースキャンプ第一弾@札幌」にて、市立札幌開成中等教育学校の生徒と、総勢20名のアフリカ出身の方々が一緒に「アクションカードゲーム“X(クロス)”」を行いました。その様子や実施結果をご報告させていただきました。
今回の出前講座を通して、「学校でクロスを実践してみたいと思った。」
「クロスを担当している学級用にアレンジしてやってみたい!」
「国際理解と聞いて、英語話せないし…など難しく考えていたが、講座を通していろいろなことを知れた。」とご意見をいただきました。
JICA北海道では国際協力に関心のある皆さまを対象とした様々なプログラムを実施しています。開発途上国と日本とのつながりを知ることで、途上国の問題を自分ゴトとして感じ、学び、気づきを得られるようなプログラムを用意しております。
今回のように教材紹介やJICA北海道の取組みなどのご紹介もさせていただきます。ぜひ、ご活用ください。
◆関連リンク
金沢工業大学 SDGs推進センター SDGsゲーミフィケーション教材
日本・アフリカ・ユースキャンプ第一弾@札幌開催!
JICA北海道 開発教育支援事業
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