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国際理解教育セミナー②「遊びながら学ぶ参加型授業~モンゴル体験ワークショップ~」を開催しました!

2026.07.31

国際理解教育セミナー②チラシ

「国際理解教育セミナー」とは?

2026年7月11日(土)、国際理解教育セミナー②をJICA北海道(札幌)で開催しました。

国際理解教育セミナーは、主に教員を対象に、各々の現場で実践できる身近なワークショップや手法を体験しながら、開発教育・国際理解教育への理解や関心を深めてもらうことを目的として実施しています。

モンゴルを題材にした模擬授業を体験

セミナーでは、2025年度教師海外研修(モンゴル)に参加された菅井誠先生を講師に迎え、「近くて知らない国 モンゴルのお話」をテーマにした模擬授業を行いました。

参加者は中学生役となり、菅井先生がモンゴルでの体験や調査をもとに作成した教材を使って授業を体験。普段は教える立場にある参加者も学ぶ側の視点に立ちながら、授業の流れや教材の工夫を体感しました。

授業の中心となったのは、モンゴルの都市化や環境、医療、教育などをテーマにしたロールプレイ型カードゲームです。参加者はグループに分かれて政治家、高校生、農業者、少女などさまざまな立場になりきり、それぞれの視点から社会の課題について意見を交わしました。また、幸福度と収入のどちらを重視するか悩みながら話し合う姿も見られました。

「豊かさ」とは何かを考える

「豊かさ」や「幸福」について意見を交わす参加者

ゲーム終了後は、グループごとに結果を共有しました。

「収入は増えたけれど幸福度は下がった」「環境を守った結果、別の課題が生まれた」など、それぞれ異なる結果が生まれたことで、「お金が多い社会は本当に豊かな社会と言えるのか」「幸福度とは何か」といった問いについて自然と議論が広がりました。

参加者からは、民主主義や社会のあり方、多様な価値観について改めて考えさせられたという声も聞かれ、モンゴル社会を入り口に、日本の社会や自分自身の価値観を見つめ直す機会にもなりました。

教材を分析しながら授業づくりを学ぶ

模擬授業の後は、教師海外研修アドバイザーの東峰宏紀先生(北海道開発教育ネットワーク・D-net)による振り返りが行われました。実際に使用したカードを改めて見直しながら、「学びにつながったカード」と「疑問が残ったカード」を挙げ、その理由について意見交換。話し合いでは、「ゲームの楽しさをどのように学習目標につなげるのか」「子どもたちがモンゴルの課題を扱うゲームを行うことで、モンゴルの人々を『かわいそうな人』として捉えるだけで終わらせないためにはどうしたらよいか」といったテーマについて議論が広がりました。参加者同士のやり取りを通じて、参加型授業の奥深さや難しさについても理解を深めました。

東峰先生からは、「楽しかった」で終わらせるのではなく、学習者が考えを深める振り返りを組み込むことの大切さや、教材のねらいと活動内容を一致させることの重要性について助言がありました。参加者は、模擬授業を振り返りながら、より良い学びを生み出すための視点を改めて確認していました。

参加者自身が学び手となった一日

今回のセミナーでは、参加者自身が学習者となって授業を体験した後、その教材や指導方法について多角的に検討することで、参加型手法への理解を深めることができました。

モンゴルについて学ぶだけでなく、「どのように学びを生み出す授業をつくるか」という視点から授業を見つめ直す機会となり、開発教育・国際理解教育の実践に向けた多くのヒントが得られた一日となりました。

改めまして、ご参加いただいた皆さま、講師・アドバイザーの皆さま、ありがとうございました。

◆関連リンク
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これまでの研修の様子

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