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【岩手県】世界とつながる「永遠の日本のふるさと遠野」JICA海外協力隊グローカルプログラム開始

2023.04.26

 国際協力機構(JICA)は、2023年1月17日、岩手県遠野市においてJICA海外協力隊グローカルプログラム(※、GP)を開始しました。JICAは2022年1月より、JICA海外協力隊を開発途上国に派遣する前の研修の一環として「JICA海外協力隊GP」を開始し、岩手県内でこれまで累計18名が実習しています。
 今期活動開始にあたり、新たに2名の実習生が遠野市役所を訪問しました。

遠野市 多田市長を表敬訪問

 GPの活動開始に先立ち、JICA東北小林所長はじめ、JICA関係者と共に多田一彦遠野市長を表敬訪問しました。 遠野市でのGPに参加するのは三重県出身の長谷川大起さん(派遣国:ウガンダ、職種:コミュニティ開発)と滋賀県出身の大畑汀さん(派遣国:ウズベキスタン、職種:青少年活動)。
 多田市長から、「協力隊として派遣中も、そしてその後も、是非“遠野”と海外を繋げる活動をしてもらいたい。先ずは楽しんで、気軽に何でもやってみてください。」と背中をぽんと押すような温かい言葉を述べられました。

【画像】

JICA海外協力隊グローカルプログラム実習生 遠野市での活動を開始

 GP遠野市第二期生として2名が、遠野市のパートナー団体である(特非)遠野山里暮らしネットワークと(株)Brew Goodで約3ヵ月間活動します。遠野市では、GP第一期生のアグレッシブな取り組みにより、プログラムを通じた様々な交流が生まれました。
 今回はGP第二期生として「体力に自信があります!」と意気込む大畑さんと長谷川さんは地域芸能の平倉神楽に早速チャレンジ。周囲が「才能アリ!!」と唸るほどの実力だそうです。それもそのはず、大畑さんはフィギュアスケートをはじめ、ピアノやフルート演奏もできる芸術家、長谷川さんは学生時代にラガーマン、趣味は読書で特技は書道と驚くほど多芸多才なおふたりです。
 既にすっかり遠野に溶け込んだおふたりの今後の活躍が期待されます。

大畑さん(前列左)と長谷川さん(前列右)。

※「JICA海外協力隊グローカルプログラム」
帰国後も日本国内の地域が抱える課題解決に取り組む意思を有するJICA海外協力隊が、地域の方々とともに、自治体等が実施する地方活性化や地方創生の取り組みを学び、海外での活動に活かしてもらうことを目的としています。訓練所での派遣前訓練開始前の期間(3か月間程度)に研修を行い、日本国内の地域活性化の取組みを知る事で、開発途上国での協力活動においても有益な実務経験や知見を得ることも期待されます。

(報告者: JICA東北 荒屋敷、市川)


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