jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

【全国初!五城目町でグローカルプログラムが始動】

2024.10.24

10月11日(金)、「世界一子どもが育つ町」秋田県五城目町で、全国で初めてJICA海外協力隊グローカルプログラム※1に関する連携覚書が締結されました。

【覚書締結と地域おこし協力隊インターン委嘱についての五城目町から見た価値】

渡邉彦兵衛町長のご挨拶:グローカルプログラム実習生はこれまでの2回の実習においても多くの町民が連携し、地域が活性化する機会となっていることに重ねて感謝します。 五城目町ではグローバルな人材育成の推進、また“みんなの学校”や“教育留学”など、人口減少が進む中でも活気のある土地であり続けるための取り組みを進めています。 本覚書により、引き続き五城目町でグローカルプログラムが継続されること、JICAとの連携が深まることで、更なる地方創生の発展を期待しています。 五城目町を希望して参加された4名のグローカルプログラム実習生には、多くの町民と交流していただき、地域活性化に貢献していただきたい。海外の任地から帰ってきた後も、縁が繋がる研修となってほしいと思います。

五城目町とJICAとの連携覚書の締結が取り交わされました

【覚書締結と地域おこし協力隊インターン委嘱についてのJICAから見た価値】

JICA井倉理事の挨拶:グローカルプログラムの実習として、これまでも地域おこし活動をさせて頂いていますが、正式に地域おこし協力隊インターンとして委嘱頂くのは全国初となります。
国内の地方創生・地域活性化が重要となる中で、JICAとしても国際協力の経験を国内地域に活用する必要性を感じており、地方創生に向けて少しでも役立てたいと感じています。
まち・ひと・しごと創生法が施行されて10年となるタイミングで、国際協力を通じた地域連携のモデルとして、五城目町での取り組みを日本全国及び世界に紹介できるよう、共に進めていきたいと願います。

(左側)井倉理事と、(右側)渡辺彦兵衛町長

~JICA海外協力隊グローカルプログラム研修生へ地域おこし協力隊インターン委嘱状交付~

全国初、地域おこし協力隊インターンとして活動するグローカルプログラム実習生4人は、渡辺町長より委嘱状が授与され、これから始まる五城目町でグローカルプログラムの活動へ向けて、意気込みを伝えました。

グローカルプログラム実習生4名(右より、伊豫谷さん、佐久間さん、藤村さん、道原さん)

◇伊豫谷 香南子(いよたに かなこ)さん 広島県出身:五城目町を希望し、実習が実現して嬉しいです。世界一子供が育つ町というワードに魅力を感じました。子供達とふれあい、この町でどんなことが起こっているのかを学び、成長したいと思っています。

◇作間 温子(さくま あつこ)さん 宮城県出身:アルゼンチンで日系人を対象に活動をします。五城目町の世界一子供が育つ町を、アルゼンチンでコミュニティを巻き込んだ日本語教育として行いたいと思っております。町民の皆さまと対話をして、町の取り組みを学びたいです。

グローカルプログラムへの意気込みを語る佐久間さん

◇藤村 悦司(ふじむら よしひと)さん 京都府出身:ウガンダに小学校教育で派遣されます。五城目町は出身地と日本海つながりでどこか懐かしさを感じます。五城目町の「世界一子供が育つ町」に惹かれました。小学校教員とサッカーの少年団をしていたので、ここ五城目町で教育にかかわりたいと思っています。

◇道原 将斗(みちはら まさと)さん 福岡県出身:秋田の方々にお会いできるのを楽しみにしていました。地方創生や教育の文脈では全国に知名度があり、よそ者を受け入れる土壌があると伺っています。少子高齢化という最前線に立ちながらも、活気がある、その秘訣を学びたいです。

※1 JICA海外協力隊グローカルプログラムとは
JICAボランティア事業では、隊員の皆様の帰国後の活躍支援やボランティア経験の社会還元の促進にも取り組んでいます。その一環として、派遣前であるJICA海外協力隊合格者のうち、帰国後も日本国内の地域が抱える課題解決に取り組む意思を有する希望者を対象に、自治体等が実施する地域活性化、地方創生等の取組みにOJTとしての参加機会を提供する「グローカルプログラム(派遣前型)」を実施しています。プログラムは合格発表後、訓練所での派遣前訓練開始前の期間で行い、日本国内の地域活性化の取組みを知る事で、海外での協力活動においても有益な実務経験や知見を得ることも期待されます。
JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型) | JICA海外協力隊

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ