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【外国人材受入・多文化共生事業】(実施報告)宮城県国際化協会との共催による国際協力セミナー「宮城と漁業と外国人材」開催

#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2025.02.14

宮城県内において外国人材受入及び多文化共生に対する関心が高まっている中、JICA東北は(公財)宮城県国際化協会との共創イベントとして「宮城と漁業と外国人材」をテーマとした国際協力セミナーを開催し、約60名が参加しました。

1. セミナー概要
日時:2025年2月1日(土)14:00~15:45(1時間45分)
場所:JICA東北センター
参加者:約 60 名(登壇者、共催団体職員、メディア等)

2. 講演概要
【Ⅰ. JICA が実施する外国人材受入等の取組】
JICA理事長特別補佐 宍戸健一
外国人材受入・多文化共生について、JICAやJP-MIRAI が実施する取組を紹介するとともに、課題を提起しました。

JICA理事長特別補佐 宍戸健一

【Ⅱ. カキ養殖とベトナムのつながり】
(株)ヤマナカ 代表取締役 髙田慎司氏(石巻市)
JICA 中小企業・SDGs ビジネス支援事業を活用しベトナムでカキ養殖の技術移転と人材育成を行っている中で、水産業の現状ほか、石巻市の本社工場で技能実習生と一緒に働いている状況について説明しました。

(株)ヤマナカ 代表取締役 髙田慎司氏(石巻市)

【Ⅲ. 宮城の漁業を支える人々】
(特活)石巻漁業実習協議会 島村千景氏(石巻市)
(株)宝進丸所属 第二十三宝進丸 カシワン氏(インドネシア出身)
石巻市では公的な枠組みからスタートした漁業分野での技能実習生・特定技能外国人の受入が行われていることから、外国人材の受入に係る経緯やその現状、またインドネシアから来日し、漁師として働いている状況や所感について受入団体及び技能実習生からそれぞれ報告が行われました。

(左から)石巻漁業実習協議会 島村千景氏(石巻市)、(株)宝進丸所属 第二十三宝進丸 カシワン氏(インドネシア出身)

【Ⅳ. パネルディスカッション】
宍戸理事長特別補佐の司会により、登壇者が「外国人材を受け入れるにあたって苦労したことや受け入れてよかったこと」「今後必要とされる支援や配慮」等についてパネルディスカッションを行いました。

パネルディスカッションの様子

アンケートの結果によると、「とても満足」又は「満足」と回答された方が多かったほか、「外国人材受入の取組について直接話を聞く機会はなかったので、とてもためになりました。仙台市内でも外国人は増えている印象は多いので、今後彼らに対して私たちができることのアドバイスをもらった気がします。」「お互いに幸せになる環境を作ることが大切であるということが分かりました。好事例として他自治体へも広がっていくとよいと思います。」などの感想が寄せられました。

「国際協力セミナー」チラシ

JICA東北は、今後もセミナーや出前講座などを通じ、地域の皆様による国際交流、外国人材受入れや多文化共生の取組みをサポートします。

【本件に関するお問合せ先】
JICA東北 市民参加協力課 外国人材受入・多文化共生担当
問合せフォーム:https://forms.office.com/r/HsCRWCg7pw
TEL:022-223-4772

【関連ファイル】  
※無断転載、複製及び引用はご遠慮ください。

【関連リンク】
■(公財)宮城県国際化協会(MIA)
https://mia-miyagi.jp/
■(公財)宮城県国際化協会(MIA)の定期刊行物「倶楽部MIA Vol.131(2024年2月発行) 宮城の頼れるインドネシア人漁師」(登壇者のカシワンさんが紹介されています)
https://mia-miyagi.jp/dc/clubmia131.pdf
■責任ある外国人労働者受入れプラットフォーム(JP-MIRAI)
https://jp-mirai.org/jp/

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